空中楼閣―Talking Dream―

好きなものを徒然なるままに。

月組「ロミオとジュリエット」明日海ロミオVer.

2012-07-05 22:33:01 | 観劇(タカラヅカ)
みりおロミオを見に……というのも勿論ですが。

まさきティボルトを見に。
というのが正確かもしれないw

実は月ロミジュリ、あと2回観劇予定があります。両方まさきロミオ(爆)
「もしも1回しか見られないならやっぱりトップコンビのロミジュリが見たい」というので
まず1回チケットを取り、その後、人を誘って日程調整したらそっちもまさきロミオになり、
「じゃあみりおロミオはいつ見よう…」と迷った末に、
仕事を半休とって大劇場に向かいました。

たぶん、今日が一番いい席です(笑)平日の15:00公演だしね。
ついでに、意図したわけじゃないんですが、アフタートークショーがついてました。ラッキー。


で、ロミジュリです。
星組さんのは見られなかった。
雪組さんのは1回しか見られず(みみジュリエット)……でも、宝物のような公演だった。
外部の、いわゆる「男女版」も見られていない。

だけど、わかっている。良い作品であることは。

キムみみの退団ショックもあり(ああ…みみちゃん……みみちゃんだけでも残ってほしかった…)
1回しか見てないくせに雪組版が恋しくて仕方なくなったところもあるんですが、
それでも、楽しみました、月ロミジュリ。


最初は、龍真咲の話からしよう。
まさき君が好き。大好き。
キム君が去ってしまったら、トップスターの中で最愛になるかもしれないぐらい、好き。
(まあ、基本的に浮気者ですが。)
まさき君の顔が好き(笑)スタイルが好き。歌声が好き。
……なぜかいつもいつも、大和悠河を思い出すんですが何故でしょうか。
そんなこと言われてないよね?
スタイルがいいのは共通、二人とも美貌の人だけど、そんなに顔が似てるという話も聞かないし
(星組の麻央くんは言われてるよね。実際、似てると思う)
声が似てる?と密かに思っているんですが、自信ありません。
何より、決定的に、歌がちが(自粛)

それはさておき。
真咲君の魅力と言えば、歌と、美しさと、そしてダークな色気…だよね?
ゆえに。
トップスターの役替わり、ということ自体は受け入れにくいんだけど、
まさき君のティボルト、っていうのは非常に楽しみ…という複雑な感情を抱いていたわけです。
(あ、まさき君はロミオの狂気もハマると思うのですよ)

で、実際に見たまさきティボは。

美しい! カッコいい!
…それはもう期待以上に。
その破滅性が美しく、切ないティボルトでした。
「今日こそその日」とかゾクゾクした。これ、見たかったまさき君!って感じで。

でも、トップが演じると、やっぱり出番が少ない、と痛感する。
ロミオとの絡みも、直接的なものはほとんどないんだよね。
それが惜しい。
単体で、「ティボルト」って作品も見たいぐらいでした。いや、マジで。


一方で、みりおロミオ。
完璧な美少年。理想の恋人。
本気で正義を信じていて、愛にまっすぐで、世界を変えようとしているロミオでした。
同時にちょっと達観しちゃってる(「僕は怖い」とか)ところもあり。
また、ちゃぴちゃんのジュリエットが、感情移入しやすい女の子だったこともあり、
終始、ジュリエットの目線でロミオに恋をしていた気がします。
非の打ち所のない王子様。
いやあ、いいもん見ました。眼福。

で、どうしても、「このキャスティングで見られるのは今回だけ」と思うもので、
全体に浸るよりも、まさみりを凝視しちゃってることが多かったんですが。

ちゃぴちゃんのジュリエット。
かーわーいーいー。
顔ちっちゃいなあ、やっぱり。そして折れそうに華奢。
最後のパレードでも仮面舞踏会のミニスカート姿だったのですが、それが似合う。
現代的な感覚の、感情移入しやすいヒロイン。
何よりも、疾走感がすばらしい。
5日間の物語だもんね。少女の疾走が物語を動かす。

みやるり@マーキューシオ。
みやるりの美貌と低音ボイスが、正しく生きた気がします。今後の進化にも期待。

マギー@ベンヴォーリオ。
…やっぱり、一人残される彼が一番かわいそうだよなあ。
温かさ、優しさの伝わる役でした。

乳母の美穂さんと神父の英真さん。専科さん二人。とにかく歌が素晴らしい!

今日はジュリエットの視点で物語を見ていたので、
霊廟で彼女が目覚めた辺りからだーだーと泣いてしまいました。

全てを悟った人々の嘆きと悔恨の歌がまた、泣けて泣けて。
神父さまとベンヴォーリオの絶望に泣き、
立ち上がる母ふたりに泣き、
人々の合唱に泣き。

そして天国では、あんなに、あははうふふな感じだったんですねー。
この二人は生きている間にはこういう風にはいちゃつけなかったんだなと思うと、
それがまた切なくて。

フィナーレも楽しみましたー。
「綺麗は汚い」ヒップホップVer.を見ながら、
「まあ、サイトー君とか、ロシア民謡ユーロビートとかやってたしな」と思い出してたら、
次がまさにユーロビートだし(笑)

パレードの最後であんなに踊るのもちょっと記憶にない。
(「RIO DE BRAVO!!」も踊ってたっけ? って、これもサイトー先生か……)

芝居部分でまさき君の出番が少なかったので、フィナーレで堪能する感じ。
まさみりの絡みもあって嬉しかった。
(ロミオとティボルト、ジュリエットを巡るライバルだから、もっと絡んでほしいけど、
そうするとストーリー変わるもんな……)
(二人がちゃんと話す機会があったらこんな悲劇にならんはず)


アフタートークショーの司会は宇月颯くんと琴音和葉ちゃん(たっちんの妹ですね)。
いやあ、アフタートークショーと言えば……3月に雪組さんのを見てるから……
そしてその時の、きんぐのカミカミグダグダが脳裏に焼き付いているから……
としくん、しっかりしてますね!(何様)
安心して見ていられました。

今日のトークショーは「キャピュレット家の夜会」ということで、
越リュウ様、すーさん、ちゃぴちゃん、ゆりや君、そしてみりお君。
え?…みりお君は今日はロミオなのに……と思ってたら、
ちゃんとティボルトの扮装で来てくれましたよすげえ!

すーさん@キャピュレット夫人がとにかく持って行ったかなあ。
みりお君の「ティボルトは孤独」発言に「優しくしたげてるやん」。一同爆笑。
みりお君「いや、求めているのと違う…」(苦笑)
「ジュリエットになったら言ってほしい台詞は?」という質問に、
「(追放になって別れ際の)『もう一度キスを』!」と、盛り上がりまくって、これも爆笑。

ちゃぴちゃんは、とにかく、ロミオに愛されて幸せなんだそうです。
うん、伝わってくるよそれ…!

みりお君はロミオになったりティボルトになったり忙しそうでしたが、
実際、役の切り替えが大変だとのこと。そりゃそうだよね……。

越リュウ様は、セクシーな所と乙女な部分とのギャップが素敵で。

後は、パリス役のゆりや君を皆でいじっていて、おかげでたくさん発見がありました。
指輪のこだわりとか。
(成金趣味という設定なのでとにかくジャラジャラ付けていて、
どこに何を付けるかは日替わりだけど、
左手薬指だけはジュリエットとの婚約指輪ように空けてあるんだそうです!
何それかわいすぎ。)
後、シェイクスピアの原作だとパリスも死んでるんですね。
この物語だとそれを挿入すると不自然になるけど。

美しい人たちの美しい物語を堪能しました。
次回、まさきロミオも楽しみ!!!

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