空中楼閣―Talking Dream―

好きなものを徒然なるままに。

だらだら昔話とか

2009-12-29 23:22:52 | フィギュアスケート
フィギュアスケートが好きだ、という話。

いや、今さらなんですが。
オリンピックを前にして、ちょっと思い出話とかしたくなったので。

初めてテレビでまともにフィギュアスケートを見たのは、長野五輪です。
女子シングルのアメリカ対決、
ミシェル・クワンVSタラ・リピンスキー
結果はリピンスキーの優勝に終わりましたが、
その時に、クワンの演技の美しさに魅せられました。
それから、男子シングル。
「氷上のディカプリオ」とかいう煽りがついていたイリヤ・クーリック
イケメンぶり(爆)に惚れ込み、
稀代のエンターテイナー、フィリップ・キャンデロロの演技に夢中になりました。
…未だに、男子選手は顔で見てしまう悪癖があります(笑)

まあ、日本でのオリンピック、というのはお祭でしたので、
それが終わってしまうとしばらく私の興味も遠ざかってしまってたんですが。

NHK杯だけは毎年見ていたかな。
「日本選手は全然世界に通用しない」(何せ最初に見たのが長野五輪なので)
という認識からスタートして、村主章枝さんや本田武史さんが
どんどん世界での評価を上げていくのを見つつ、
何だか別格の凄さを感じさせるエフゲニー・プルシェンコのファンになりました。
…ソルトレーク前のプルシェンコは、サラサラ金髪の王子様な風情で、
軽々と四回転コンビネーションジャンプやビールマンスピンを決め、
ステップで派手に踊り狂う姿が好きだったんです。
「プルシェンコのライバル」という認識から始まった、アレクセイ・ヤグディン
重厚な演技も好きでしたが。

ソルトレーク五輪の1シーズン前に、私はあるアイスダンスカップルのファンになりました。
マリナ・アニシナ&グウェンダル・ペーゼラ組です。
私が認識したときには既に世界チャンピオンだったのですが、
その美しさと華麗さに恋に落ちました。
キラキラ輝く赤い髪をなびかせ、男性を持ち上げる逆リフトを得意とするアニシナ。
ふわふわした金髪を揺らして、端正に女性をリードするペーゼラ。
ソルトレーク五輪での金メダルを以て引退してしまったので、
私ががっつりファンをしていたのは1年少々なんですが、
ネットを使って情報を集め、オリンピックの記事を切り抜いて保管する程度には、
熱心なファンでした。

ソルトレーク五輪自体は、ちょうど受験真っただ中だったのと、
不正採点疑惑騒動があまりにも不快だったので、
アイスダンス以外は大して見ていないんですが。

そしてオリンピックが終わるとまたしばらく遠ざかる(笑)

またしても五輪1シーズン前、2004-05シーズンのNHK杯。
そこで4年前同様、劇的に恋に落ちます。
女子シングル、荒川静香さん。
…言わずと知れたお方ですが。
彼女のショートプログラムの演技をテレビで見て、そのオーラに圧倒されました。
今思えば、スケーティングとかスピード感とかに起因するものだったのかなあとか思うのですが、
「なんか雰囲気がすごい」としか説明のしようがなかった(汗)
それまでは勝手に「日本人選手は『美しさ』で欧米選手に叶わない」とかいう
ものすごい偏見を持っていたのですが、それを払拭してくれたのが荒川さんでした。

自分の恋が劇的だったので、
彼女以外の選手ばかりクローズアップされる報道にかなりイライラしました。
ええ、その選手に反発してしまうぐらいに(爆)
ゆえにトリノシーズンの私は、
「荒川静香さんが好きなんです。安藤美姫? 嫌いです」と答えていました。

周知の通り、荒川さんはトリノ五輪で見事に金メダルを獲得し、
それを最後にプロに転向されます。
私は我がことのように必死で応援し…そして燃え尽きました(笑)
最高の結果に満足しつつ…
安藤さんに対するバッシングがあまりにひどいことにも嫌気がさし、
(「嫌い」とか言ってたくせに・爆)
しばらくは距離を置いて見ようかな…とか、思っていたくせに。

次のシーズン、「嫌い」だった安藤美姫の演技に惚れ込むことになります。

私は元々、フィギュアスケートの「ジャンプ以外」の要素が好きだったんですが、
荒川さんのファンになり、彼女の昔の演技を動画で見るうちに、
ジャンプの魅力に取りつかれました。
そして色々演技を見ていると…安藤さんのジャンプが大好きになったんです。
トリノでの挫折があまりにも強烈だったので、翌年の大復活に惜しみなく拍手を送りました。

決定打は2006-07シーズンの全日本選手権、「カルメン」。
「ジャンプの安藤」だけではなく、彼女の演技全体から伝わってくる
雰囲気に圧倒されました。
そこからは、どっぷりと安藤ファンです。もはや足抜けできない…

この4年間はフィギュアスケートから興味が離れることなく、
CS放送を中心に色々追いかけていまして(でも生観戦は全然できない…・泣)
ほかにも多くの選手に愛着があります。
日本人選手・外国人選手問わずね。
「嫌い」な選手なんて一人もいない。
みんな、良い演技をしてほしいと心から思います。
キレイゴトかもしれない。
でも、最高の演技をした瞬間の選手の表情を見ると、
こちらも幸せになれるから。
最高の演技を見られたとき、最高に幸福な気分になるから。
誰が勝ったとか誰が負けたとか点数だとか、そんなもので見たくない。
まして、誰かに負けてほしいとか失敗してほしいとか、そんな発言や書き込みを見ると吐き気がします。(きっぱり)
…まあ、この4年でだいぶ耐性がついたというか、
不快なものはスルーできるようになりましたが(苦笑)

男子選手に顔で惚れる悪癖はまだ続いています(爆)
トップ選手たちはみんな好きですが。

オリンピックシーズンは、やっぱり特別。
このシーズンを区切りとする選手も多いしね。

オリンピックでは、ただ、素晴らしい演技を見られることだけを、願います。

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