茶々―天涯の貴妃―

前売り（ポストカード付）だけ買ってたんですが、ようやく見に行けました、「茶々」。

主演のたかこさん（和央ようかさん）は宝塚における私の初恋のお方なので、
できるなら御本人がいらっしゃる試写会とかも行きたかったんですが、
年末年始忙しくってね…

平日の昼間ですがそこそこ人は入っていて、男性客の姿に驚く。
いや、未だにこの映画のターゲットが、たかこさんファン以外よくわからなくて。
たかこさん主演でなければ私、多分見てないし。
時代劇も戦国時代も淀殿も大好きですが。

久しぶりに映画のパンフも購入。
島崎今日子さんが2ページにわたって熱くたかこさん賛辞を書いておられるので
（ついでに花總さんのことも讃えておられるので）
それだけでも買う価値がありました。

肝心の映画ですが。

私、小学生の頃からこの時代と茶々周辺人物についてはよく読んでいたので
色々、年齢とか子どもの人数とかで「え？」というのがあったんですが
（だいたい小谷落城から北の庄落城まで10年空いてるのに
嫁いだときに小督10歳って、じゃあ彼女の父親は誰なんだ？とか）
まあ監督自ら「ヒロイック・ファンタジー」とおっしゃってたかと思うので、
突っ込まずに見ていました。
（まあ諸説ある話もあるし、私が知ってるのが正確とも限らないしね）

…てか2時間20分って長い。
いや、それでもものすごいダイジェストになっていて、
秀吉の死後なんか関ヶ原もナレーションと死体が転がる場面のみ、
方広寺鐘銘事件はおろか大坂冬の陣までなかったことになっていたので
これ以上削るのは無理だろうなと思いつつ。
中盤、ちょっと見てるのがしんどくなって、
たかこさんmyツボばっかり探してましたが、
大坂城が燃え始めてからはすっごく引き込まれ（ってどんだけー）
最後では涙しました。

とりあえず、たかこさん、お疲れ様でした。
myツボNo.1は、鶴松誕生後、はにかんだように微笑んだ笑顔。
もうかわいくてかわいくて、きゅんとしました。
それから鶴松死後に秀吉と言い争うところが男前すぎて惚れる。
鎧着ての乗馬シーンもカッコ良かったのですが、
シーンとしてちょっと無理やりすぎる感じが。
鳳凰の打掛を着て燃える大坂城に佇む姿が凛として美しかったです。

・秀吉＠渡部篤郎さんは普通にかっこ良くて生理的嫌悪が起こらない。
醍醐の花見（多分）のシーンは余分じゃなかったかな…？
・信長＠松方弘樹さんが無駄に怖い（笑）
・ってかこの映画、女性主人公で戦闘シーンが少ないと思われてるせいか、
「いつもより流血多めにしてみました♪」って感じで結構エグかったっす。
・ねね＠余貴美子さんも無駄に怖かったっす…眉毛無いし…。
・おまあとか京極竜子とか、茶々とは縁浅からぬ人たちなんですが、
何の解説も無く名前だけ出てきてもわからないのでは…。
・真田幸村＠黄川田将也くん、やたらカッコイイんですが弱そうだった…（泣）
・千姫＆秀頼のままごと夫婦がかわいくて、守ってあげたいと思ってしまった。
・高島礼子さんや寺島しのぶさんが出てくると場面が締まる。
その場で演技している全員を安心して見られるようになる。
プロだなあ。
・きく＠メイサツキさんに癒された。彼女が生き残ってくれて良かった。
・エキストラをしていたらしい先輩を見つけられず。
・あちこちで言われているが茶々の子役＠菅野莉央ちゃんがたかこさんそっくり。
何だか声や口調まで似ていたような。
逆に美瑠姫（風林火山）と同じ子だと思えなかった。
・大坂城が燃え落ちるラストはなかなかカタルシス。全体的には良かったと思います。


見に行けて良かったけど、DVDどうしようかな。


でも何だかタカハナ不足。
ファントムのビデオでも見ようかしら。