間も無く始まる冬季五輪。 場所が何処であれ、「かの」政治の思惑がどうであれ、私達は純粋にスポーツを楽しめればそれでいい。日本にとってメダルに注目するならば、最も期待出来るのは女子のスキー・ジャンプとスケート位のものだと思う。小平奈緒・高木美帆・高梨沙羅の3選手をおいて他には少々考えにくい。他の種目では尚更に。大会全種目に於いても、私にはこの3人以外に興味がなかなか湧いては来ない。大回転の様な種目は好きではあるけれど、回転系の四滑降では、日本は一歩も二歩も遅れを取っているのが残念でならない。世界を驚かす様な選手は、この先も恐らくは出て来ないかもしれない。
小平奈緒さん。競技人生が長く、遅咲きなのか、ここに来て世界記録を次々と更新していて、ようやく日の目を見られそうな雰囲気が漂っているのがうれしい。今度こそはと高い期待を持っています。 世界記録更新と言えば、500~1.000mの小平奈緒さんとは逆に、1.500~3.000mと驚異のスタミナ型の高木美帆さん。こちらも最近目を見張る様な進化をしている。二人とも今が一番のピークを迎えているのかもしれない。もしかしたら1.500mで奈緒さんと美帆さんの戦いが観られるかもしれないので、そうなればこの上も無く興奮するのは間違いの無い事でしょう。
スキー・ジャンプに於いては今年になってからと云うもの、なかなか成績・結果が伴ってきていない高梨沙羅選手ですけれど、同じ日本の若手も急成長してきているだけに、ここは一番、コンディションを整え気合と技術を甦らせてくれる事が期待されます。何と言っても実績ではピカイチなのですから、ちょっとしたきっかけでスランプを抜け出し、本来の実力を見せてくれる事を期待しています。もともと沙羅ちゃんにはそれだけの実力があるのですから。ただ、、いわゆる『天然』のところが有るのでメンタル面でのもろさを垣間見せているのかもしれません。
他の種目に付いては、ハッキリ言って興味が薄れています。昔はスケートも見ていましたけれど、一世を風靡した選手達はみんな姿を消してしまいました。仕方ありませんよね。4年に一度の大会なのですから、そうそう長くは活動して代表に選ばれる事も無いでしょうから。 ちなみに私がファンになったのは、エレーナ・リアシェンコ、エレーナ・スルツカヤ、エレーナ・ソコロワ、グレーシー・ゴールド、アシュリー・ワグナー、…などと云った選手でした。特にエレーナ・リアシェンコ選手の(今とは採点基準が異うので、技術云々は別ですが)言葉にならない程の優雅さに心を奪われました。現在ではアクセル、サルコウ、トウ・ループ、ループ、フリップ、ルッツの6種類の回転を如何に翔ぶか、何回転するか…が大きなポイント加点になっているので、何か異うんじゃないのかなぁ、と云う思いが強いです。確かにすごい事なんですけれどもね。
さあ、どんな結果が待っているのでしょう。私は死んでも行きたくない彼の地ですけれど、そこでの開催という事で、寝不足になりながらTV観戦をする必要が無いのが大きな利点ですね。 日本の選手団の皆さんの健闘を祈っています。
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