小雨…と言っても雨と呼べる程に降ったのはほんの一刻。後は細かい霧雨の様なもので、降ったりやんだりの繰り返しで、降り始めは前半20分頃からでした。一応ビニールの合羽と傘は持っていましたけれど、場所がスタンドなので合羽にしておきました。着たり脱いだりが面倒なので、着たままの観戦でした。煩わしい雨は試合終了の少し前にどんより雲になっていました。
…と云う様な天気での試合、終始レッズ・レディーズの攻撃が目に付いていました。シュート数、浦和14で湯郷4、直接FKは5・7でしたけれど湯郷は完全に精度を欠いていて、尚且つ①池田咲紀子選手のナイスプレーに阻まれどうし。久し振りに安心しながら観ていられました。ただ、レッズの方も、もう負けるわけにはいかなくなってきている状況なので、「勝ちに拘ったプレー」への姿勢が出過ぎていて、凡ミスが出ていました。しかしシュートの数で圧倒出来ていたという事は、それだけそう云う試合展開が出来ていたという事なので、次へ繋がるものだと信じていたいですね。
ただ試合開始から間も無く（7~8分辺りで）DF②長船加奈選手が相手㉒作間琴莉選手のラフ・プレー（イエロー・カード）に因り頭部に負傷。一時試合中断をしたものの、ヘッドバンドの様な包帯姿で復帰。その後ゲーム・セット迄下がる事無く出ていましたけれど、その辺りが心配です。
今日の試合で目立ったのは①池田咲紀子選手の適格な指示の声出しでした。おそらく今年一番ではなかったかな…と思える程でした。それから（いつもの事では有りますが）肝心な時に必ずそのポジションにいる⑥乗松瑠華選手、超・攻撃的になっていた⑤栗島朱里選手、テクニックが光る⑱柴田華絵選手。 勝てたら何でも言える…ではなく、今日はみんないい出来でした。㉝エミリー・ギルニック選手は79分に⑬白木星選手と交代で出てきたのですが、181ｃｍという長身のせいか、出場時間が短かったせいか、身のこなしが軽いとは言えない様に思えました。展開次第なのでしょうけれどもね。それでも相手ゴール前での混沌とした中からの⑱柴田選手2点目となるゴールに絡んではいました。
話しは前後しますけれど、今日は⑬白木星選手が前半34分にPKを奪い、それを⑪後藤三知選手が決めたところから全ての流れがレッズへと向かって行った…と言ってもいいでしょう。選手間の距離感が良く取れていましたね。 後半になると頑張り屋の⑱柴田選手へのパスが上手く繋がる様になり、66分、白木⇒加藤千佳⇒白木⇒柴田⇒ゴール。あと1点ぐらいは欲しいなと云うところで88分、⑮北川ひかる⇒エミリー⇒柴田⇒縺れ縺れて柴田選手の2点目ゴール。湯郷の拙攻にも助けられてはいたのですけれど、上手くいくときは本当に上手くいくものなのですね。この試合がそのいい見本の様でした（前回の対コノミヤ戦4-0を観てはいないので、これだけを取沙汰は出来ませんが）。
しかしその兆候はゲーム開始前から有りました。どんどん時間が前に前にと戻ってしまいますが、試合前の練習の時に感じられました。不調の頃はただ単にウォーミング・アップ程度の調整が続いていたのですけれど、オシリに火が点き始めた事ここに到って、（私は初めて）ゲームを想定した本気モードの練習をしていたのを見たのです。初めは「アレ、いつもとチョット異うなァ」と思っていたのですが、直ぐにその本意に気が付きました。それに引き替え湯郷の練習風景には全くと言っていい程活気が感じられませんでした。サブのメンバーを見て更に驚き。GK1人、DF2人、FW1人の4人で、浦和駒場へ来たのは計15人。この数字は何なのか。明らかにチーム事情の問題であろう事が良く解る。主力選手が抜け監督まで「代理」ときては、3-0の結果も頷ける。後半70分から出て来た②谷口きくみ選手はいい動きをしていて、どうしてスタメンにしないのか…と思う程なのに、その辺りも現在を表しているのでしょう。
これでリーグ戦は4-1-8で上位の19日の日テレｖｓ伊賀くノ一の結果を観る迄も無く、レッズ・レディースは単独の8位です。残り5試合、出だし好調を思わせるリーグ戦後半。何とかこのまま突っ走っていって欲しいものです。
先発メンバー スコア 白木選手インタビュー
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