残照亭の日日

残り少ない日々、自分の日常や古い話などを時々書きます。
故「藤沢周平」のファン。思い出の作品などを書いてます。

読書録-1「官僚たちの夏」「積木くずし」など

2023-10-07 | どんな本を読んだのか

藤沢周平氏の読書記録などを、書いて置こうとしたのだが

古い読書メモが出てきた。

〇1982年昭和57年12月4日購入

 「官僚たちの夏」城山三郎著

 「積木くずし」 穂積隆信著

 「気配りのすすめ」鈴木健二著

なんと、三冊同時に購入している。

どれも話題の本だった。

購入欄に新聞の切り抜きが貼ってある。

そこには「積木くずし」は、家庭の悲劇を赤裸々につづったもので

9月下旬で60万部を超している。

「気配りのすすめ」は、豊かな体験に基づく実践的処世訓で

40万部を超す人気と、ある。

およそ30年も前の、ベストセラーである。

思い起こせば、仕事に追われていた頃である。

徹夜続きで、家に帰っても風呂に入って、着替えて軽く食事をしたら

職場に戻る生活であった。

それが当たり前と思っていたし、苦にも感じなかったのだ。

月刊誌に掲載される藤沢周平作品を、追っかけていたのもこの頃。

当時の、上司・同僚・部下も、黄泉の国に行かれている。

秋の性かナ~・・・、もの悲しさが・・・

一杯やって寝るかナ


読書三到「目・口・心」(書言字孝節用集)

2023-10-06 | どんな本を読んだのか

◇書物を良く理解するには、まず目でよく見、次に口で朗読し、

 三に心を集中して会得するという事。(書言字孝節用集)

本箱の整理をしていたら、かなりの量の読書メモが出てきた。

いつから書いたのかよく覚えていない。

心理系・囲碁の技術書・哲学系・仏教系・マンガ・小説(MWA賞作品が多い)

俳句関係は、コロナ下で読んだものだから最近だな(20冊はある)

「ローマ人の物語全巻」「代表作時代小説・30年分」などなど。

一番多いのは「藤沢周平」の単行本(サイン入りもある)すべて、

文庫本すべて、没後に出た関連本が沢山

今思うと、その時々によって、興味の持ち方に偏りがあったことが分かる。

囲碁系は、県代表を争い、上達が止まったと感じるまで、熱心に読みふけった。

心理系と哲学系は、大学院の非常勤講師を引き受けたとき、買い足したもの。

仏教系は、生き方や日日に疑問と迷いに陥ったとき、主に禅の本を読んだ。

独語の感想と、その時々の心象が書かれている。

例えば「風の谷のナウシカ」徳間書店(上・下各5800円)

   "~ここには破壊の果ての再生がテーマとして描かれている。云々"

例えば「ゼノン 四つの逆理」(山川偉也著)

  "難解な本である。パラドックスについて・・と思って、

  〈ゼノンのパラドックス〉を読んでみたが、これが難しい。云々"

それにしても、乱読というか、手あたり次第というか、思想のない読書だな~

若い頃の自分が思い出されて、この記録を読むのが楽しみになって来た。

単なる自己満足だけど・・・

まぁ、もともとこのブログは、自分の来し方を書いているだけだから・・・

難しいことは、かんがえないことにしょっと・・・