残照亭の日日

残り少ない日々、自分の日常や古い話などを時々書きます。
故「藤沢周平」のファン。思い出の作品などを書いてます。

ギョッギョッ、知人が議員になった

2023-08-31 | 日記

ついこの間まで一緒に仕事していた某君から、

メールが来て「この度、町会議員になりました」と

なんと、町会議員選挙に立候補して、定数12人のところ

9番目で当選したというのだ

まだ50代後半の働き盛りの半農者、地域貢献に目覚めたのかな

私の住んでいる市からは、4つくらいの市町村を挟んでいるので

私に選挙権はないけれど

しかし、それまで政治の話や自分の〇〇町のあり方なぞは

ほとんど話題にしていなかったのに・・・

お~ぃ、俺を私設秘書に雇ってくれ~

安い手当でいいからさ~・・働く気はないけど

まずはご活躍を願っていますヨ~

 


「藤沢周平」②―苦難の時代―

2023-08-30 | 藤沢周平作品

*敬称略 悪しからず

藤沢周平は成育歴を「藤沢周平全集」の月報として、書き綴っている・

その後、一冊にまとめ平成六年「半生の記」として出版された。

書かれなかった事も幾つかある。

藤沢にとって、昭和26年3月・24歳の時「肺結核」が見つかり

就職していた小学校を休職せざるを得なかった。

こののち、昭和46年・44歳の4月「オール読物新人賞」を受賞

するまで、長く苦闘の時を過ごす事になった。

「赤貧洗うがごとし、の時もあったのだ」(藤沢の弁)

意に反して、故郷を捨てねばならなかった事。最初の恋人との別れ、

小説を書くしかなかった事。など

* 閑話

ふと、思い出した。藤沢作品に「隠し剣」シリーズがある。

その中の「邪剣 竜尾返し」だが、司馬遼太郎作品にも「竜尾返し」が

出てくる話がったナ~

何だったかナ~・・、見つけたら「藤沢流竜尾返し」と「司馬流竜尾返し」

の違いを書き込みます。

 

どう書き進めるか、上手く掴めていないので、おいで下さった方、読み

にくく、分かり難いと思てます。ご容赦のほどを・・


「藤沢周平」 その1

2023-08-29 | 藤沢周平作品

*敬称略 悪しからず

「藤沢周平」昭和二年(1927年)12月26日山形県東田川郡(現鶴岡市)に生まれ

平成九年(1997)1月26日逝去 69歳

絶筆は「漆の実るころ」の最終回 6枚(1996年8月)

もう26年も経つのか、という気持ちである。

藤沢ファンは、今も多いようだ。

初期の作品からのファンであり、全作品を読んでいる私は、今も大好き

なのである。

原作を基にした映画化やテレビ放送されたせいもあるのだろう。

ただ、藤沢自身は「作品を読んでもらえればいい。映像化は好まない」

と語っていたそうだ。

本屋には最近の作家と同じように、本が並んでいる。

新作の読めないのは寂しい。

直木賞受賞後も、生活は裕福という分けではなく、古い平屋住まい。

ただし、この色紙にある昭和51年秋ごろから、藤沢は転機に入っていく。

藤沢は、初期のころ色紙を頼まれると、好んでこの言葉を書いたという。

実体験からくる実感なのだろうと思う。

この項つづく


読書・・しなくなったナ~

2023-08-28 | 日記

小さい頃から、乱読だった。

当初は、月刊漫画「少年」「痛快ブック」「冒険王」などの月刊誌

「赤胴鈴之助」「いがくりくん」などを読んでいた。

その後、週刊誌になり「少年サンデー」「少年マガジン」「少年ジャンプ」など

小説で最も印象深かったのは、中学二年生の時学校図書館で読んだ

パールバックの「大地」・・・、以後名だたる名作を読了した。

「ジョン・ル・カレ」「ロバート・ラドラム」なども、よく読んだナ~

時代小説を読むようになった時期は、良く覚えていない。

「山本周五郎」「司馬遼太郎」「綱淵」「柴田錬三郎」「大佛次郎」等

ある時、偶然「藤沢周平」の短編を読んだ

直木賞受賞前の作品。以後、藤沢作品にはまり、発表される月刊誌を見つけては、読み漁った

藤沢周平が亡くなった後、本を読まなくなった

かなり長い間「代表作時代小説選集」を愛読していた。

その年の、短編の良質な作品が載っていた。

近ごろ、古本になった蔵書を引っ張り出して、読んでいる。


小二の時に「老後は大丈夫だから」と言った先生

2023-08-27 | 日記

私の小学校時代は、まだ戦後が色濃く残っていた頃

廊下を走ると、特攻隊帰りの先生に革のスリッパで、ビンタされた。

親に話すと「お前が悪い」と言われる。

そんな小学校二年生の時、魔法使いとあだ名された女先生が、

みんなの手相をみてくれた。

「あらお嫁さんになれるわよ」「働き者だね」などなど・・

そして私の手相を見たとき、顔色を曇らせ

「苦労するけど、老後は安心だから」と言って、そそくさと私の元を離れた。

当然、その時の私には「老後」は想像の外である・が、この「老後は安心だか

ら」という言葉は、私の人生で魔法のような効果を発揮したのである。

"つらい時""仕事に行き詰ったとき""人間関係が上手く行かなかった時"

様々な場面で「今は大変だけど『老後は安心だから』」と自分に言い聞かせる

呪文になったのである。不思議と危機を乗り越える効き目はあった。

だが、ここに来て大いなる疑問が・・・

「老後」とはいつのことを言うのか

「老いた後」とは、後期高齢者の私は老いの真っ最中である。

「余生」なら分かりやすいが、「「老いた」・「後」」の「後」とは

天国か地獄しかないではないか。

てなことを酒の肴に友人に話したら

「きっと、地獄に行っても血の池の番人になるとか、天国に行っても何かの

管理人になっているとか、じやないのか」と。

う~ん、わからない。

魔法使いの先生よ、苦労が続いている私は、まだ老後ではないのだろうか?