イギリスの作家アレックス・パヴェージの長篇ミステリ作品『第八の探偵(原題:Eight Detectives、米題:The Eighth Detective)』を読みました。
イギリスの作家の作品を読むのは、10月に読んだクリス・ウィタカーの『消えた子供 トールオークスの秘密』以来ですね。
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七つの作中作が織り込まれた破格のミステリ!
米ニューヨーク・タイムズ年間ベストスリラー選出!
独自の理論に基づいて、探偵小説黄金時代に一冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を刊行し、その後、故郷から離れて小島に隠棲する作家グラント・マカリスター。
彼のもとを訪れた編集者ジュリアは短篇集の復刊を持ちかける。
ふたりは収録作をひとつひとつ読み返し、議論を交わしていくのだが……フーダニット、不可能犯罪、孤島で発見された十人の死体──七つの短篇推理小説が作中作として織り込まれた、破格のミステリ。
解説/千街晶之
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2020年(令和2年)に刊行されたアレックス・パヴェージのデビュー作です。
探偵小説黄金時代に一冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を発表して以来、孤島で暮らす作家グラント・マカリスター……編集者のジュリア・ハートは『ホワイトの殺人事件集』の復刊を企画し、著者のグラントのもとを訪れる、、、
ジュリアは目が悪いというグラントのために収録作を一篇ずつ朗読しながら、その内容について議論を交わしていく……そして、すべての作品を読み終えたとき、思いもしない事態が待ち受けていた……。
作品に隠された秘密とは? 7篇の作中作が織り込まれた傑作ミステリ!
作中作の7篇の短篇ミステリが愉しめたうえに、作品全体を通した謎解きも愉しめる……そんなお得な作品でしたね、、、
作中作は、容疑者が2人でどちらかが加害者、被害者が加害者、探偵役が加害者、複数の容疑者全員が加害者、複数の容疑者の半分が加害者、孤島に呼び出された全員が被害者……等々、それぞれが異なる設定で愉しめるのですが、何だかモヤモヤ感や違和感を覚える展開。
終盤にそのすべての物語のどんでん返しが用意されていて、全てが繋がることで心地良さが感じられましたね……グラント・マカリスターの短篇集に『ホワイトの殺人事件集』というタイトルが付けられた理由も納得、、、
全ての謎が解けたときに、全てが一変する展開も面白かったです。
イギリスの作家の作品を読むのは、10月に読んだクリス・ウィタカーの『消えた子供 トールオークスの秘密』以来ですね。
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七つの作中作が織り込まれた破格のミステリ!
米ニューヨーク・タイムズ年間ベストスリラー選出!
独自の理論に基づいて、探偵小説黄金時代に一冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を刊行し、その後、故郷から離れて小島に隠棲する作家グラント・マカリスター。
彼のもとを訪れた編集者ジュリアは短篇集の復刊を持ちかける。
ふたりは収録作をひとつひとつ読み返し、議論を交わしていくのだが……フーダニット、不可能犯罪、孤島で発見された十人の死体──七つの短篇推理小説が作中作として織り込まれた、破格のミステリ。
解説/千街晶之
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2020年(令和2年)に刊行されたアレックス・パヴェージのデビュー作です。
探偵小説黄金時代に一冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を発表して以来、孤島で暮らす作家グラント・マカリスター……編集者のジュリア・ハートは『ホワイトの殺人事件集』の復刊を企画し、著者のグラントのもとを訪れる、、、
ジュリアは目が悪いというグラントのために収録作を一篇ずつ朗読しながら、その内容について議論を交わしていく……そして、すべての作品を読み終えたとき、思いもしない事態が待ち受けていた……。
作品に隠された秘密とは? 7篇の作中作が織り込まれた傑作ミステリ!
作中作の7篇の短篇ミステリが愉しめたうえに、作品全体を通した謎解きも愉しめる……そんなお得な作品でしたね、、、
作中作は、容疑者が2人でどちらかが加害者、被害者が加害者、探偵役が加害者、複数の容疑者全員が加害者、複数の容疑者の半分が加害者、孤島に呼び出された全員が被害者……等々、それぞれが異なる設定で愉しめるのですが、何だかモヤモヤ感や違和感を覚える展開。
終盤にそのすべての物語のどんでん返しが用意されていて、全てが繋がることで心地良さが感じられましたね……グラント・マカリスターの短篇集に『ホワイトの殺人事件集』というタイトルが付けられた理由も納得、、、
全ての謎が解けたときに、全てが一変する展開も面白かったです。