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『名探偵ポワロ「雲をつかむ死」』 1992年イギリス

2018年01月30日 21時34分00秒 | ■映画・ドラマ
"Agatha Christie's Poirot Death in the Clouds"


先日、NHK BSプレミアムで放映していた『名探偵ポワロ「雲をつかむ死」』を観ました。

-----story-------------
「アガサ・クリスティー」原作の人気シリーズ「名探偵ポワロ」長編作品。
「ポワロ」が乗っていた飛行機の一等客室内で金貸しの老婦人が殺された。
床に落ちていた毒矢…。
いったい誰が?

パリで休暇を楽しんだ「ポワロ」が帰りに乗った飛行機の中で、ある金貸しの老婦人が死亡する。
首には蜂に刺されたような痕があった。
「ポワロ」は床に落ちていた毒矢を発見し、殺人であることを確信する。
しかし機内で眠っていた「ポワロ」をはじめ、誰も犯行を見たものはいなかった。
捜査を進めると、婦人は上流社会の人々に金を貸しては、返済が遅れるとスキャンダルをネタに脅迫していたことがわかる。
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パリでの休暇を楽しんだ「ポワロ」が乗った飛行機内で、金貸しのマダム・ジゼルが死んでいた… 一等客室に乗っていたのは「ホーバリ夫人」と彼女の連れの「ベネシア」、探偵小説作家の「クランシー」、考古学者の「デュポン」、歯科医「ノーマン」、、、




死んだ「マダム・ジゼル」の首にはハチに刺されたような痕があり、当初は機内に紛れたスズメバチに刺されたかと思われたが、「マダム・ジゼル」の足元から南米原住民の毒矢が発見され、続いて「ポワロ」の前の座席から吹矢筒が発見されたことから、「ポワロ」「マダム・ジゼル」は何者かによって殺害されたと確信… 「ポワロ」「ジャップ警部」と協力して捜査を始める。


もう7年くらい前ですが… 原作のマダム・ジゼル殺人事件(新潮文庫版… 本作品、出版社によってタイトルが違っているので要注意作品です!)を読んでいたので、吹矢筒を機内に残したり、スズメバチを機内に放したりしたのは捜査側を欺くための行為だったことは記憶にあったのですが、、、


航空旅客機の客室内という密室で発生した事件で疑惑を逸らそうとしたトリックや、「マダム・ジゼル」の娘「アン・ジゼル」「ホーバリ夫人」のメイド)との共犯だったこと、真犯人は遺産を独り占めしようとしていたこと等は、あまり覚えてなかったので、しっかり愉しめました… 人間の記憶なんて、そんなもんですね。


歯科医なんで、白衣を持っていたことは不自然ではないのですが… まさか、それがスチュワードに変装するための小道具だったとは、、、

誰でも先入観があるから、制服を着ていると欺かれやすいですよね… 納得のトリックでした。

パリ警視庁ののんびりしたやり方が、スコットランドヤードの警部と対照的… パリ警視庁の「フルニエ警部」が、いつの間にか「ジャップ警部」の指示に従うような状況になり、二人が対抗意識をむき出しにしながら、協力して捜査を進める場面はが笑えましたね。



-----staff/cast-------------
原作:アガサ・クリスティ
製作:ブライアン・イーストマン
監督:スティーブン・ウィティカー
脚本:ウィリアム・ハンブル
出演:
 デヴィッド・スーシェ(エルキュール・ポアロ)
 フィリップ・ジャクソン(ジャップ警部)
 セーラ・ウッドワード(ジェーン・グレイ スチュワーデス)
 ショーン・スコット(ノーマン・ゲイル 歯科医)
 リチャード・アイルソン(フルニエ パリ警視庁警部)
 キャスリン・ハリソン(ホーバリー夫人 伯爵夫人、元女優)
 デビッド・ファース(ホーバリー卿 セシリーの夫、伯爵)
 アマンダ・ロイル(ベネシア・カー 貴族令嬢)
 イブ・ピアース(マダム・ジゼル パリの金貸し)
 ジェニー・ダウンナム(アン・ジゼル マダム・ジゼルの娘)
 ロジャー・ヒースコット(ダニエル・クランシー 探偵作家)
 ガイ・マニング(ジャン・デュポン 考古学者)
 ガブリエル・ロイド(エリーズ・グランディエ マダム・ジゼルのメイド)
 ジョン・ブレーズデール(ミッチェル スチュワード)
 ハリー・オードリー(レイモンド 俳優、レディー・ホーバリの友人)










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