![]() | よみがえれ! 老朽家屋 |
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新潮社 |
2011年4月15日 初版発行
著者は長崎県生まれ。日本外国特派員協会会員。
ここにメモした他の著書は「イギリス式キッチン―丸ごと料理でいつもキレイ!」2006年12月15日 第1刷発行 だいわ文庫、「老朽マンションの奇跡」 2009年11月20日 発行 2010年3月10日 第4冊。
日本では老後の住まいに平屋を選ぶ人が増え、マンション派は減少。住環境研究所調査(2010)では1位が平屋で46.9%、2位がマンションで32.5%。
著者は東京・吉祥寺でみつけた築31年の中古住宅のリフォームを始める。予算300万円台。そのドキュメント。面白く読みました。
この本を読んだのが2016年4月~7月。私は1月に築71年の実家のリーフォームを思い立ち、工務店に見積りを依頼していた最中になる。私が用意した予算も当初は300万円。きっと参考になるだろうと思ったが40年の差は大きかった。というか施主のこだわりとそれに応えようとする工務店側の思いの違いは大きかった。
私は3つの工務店に見積りを依頼するも1社からは梨の礫。予算を400万円に上げるも、家の半分とはいえ壁、床、天井、電気配線、風呂・キッチン・洗面の一新を含むリフォームは不可能でシステムキッチンを諦めることになる。建具はこういう仕様でと細かな希望をいうも抱える大工・建具師の技量で出来ないことは出来ないし、話を聞く工務店側も面倒なことは嫌がり、はなから出来合いの製品の設置を望む。つまり施主は諦めることばかり。思うようにいかないものだとつくづく感じた。
(2016年4月 西図書館)