投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

船長の肩振り

「肩振り」とは肩のこらない愉快なホラ話のこと。(p2)

田中善治 「船長の肩振り」 成山堂書店

平成16年4月28日 初版

著者は昭和13年山形県生まれ。昭和35年国立富山商船高等学校航海学科卒。日鐵汽船株式会社に入社。平成10年定年退職。(社)全日本船舶職員協会事務局長。平成15年同協会横浜支部事務局長。(社)横浜海岸福祉協会専務理事。

船長の肩振り

成山堂書店

このアイテムの詳細を見る



「海で」「陸で」「寄稿集」の三部構成。
「寄稿集」以外は見開き一ページで一話完結の文章がならぶ。

文章の末尾に「平成14年1月」というふうにその文章が書かれたであろう日付がある。ただその文章が何のために書かれたものなのかまではわからない。

ものによっては(平成4年12月 「船員ほけん」②)というふうになっているものもあるので、船舶関係の雑誌や社内報向けに書いたものだということがわかる。

父との死別。
商船学校入学のための父代わりの兄との富山への旅。
就職。
船の中での生活・・・
と読み進めていくと著者の子供の頃から現在までの半生をたどることができる。

なかなか味のある良い本でした。




お探しのものは見つかりましたでしょうか?
↓人気blogランキングにご協力ください↓

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本のメモ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事