![]() | 中国の城郭都市―殷周から明清まで中央公論社このアイテムの詳細を見る |
1991年3月15日 印刷 1991年3月25日 発行
著者 おたぎ はじめ 1943年京都市生まれ。1967年京都大学文学部史学科卒。京都大学教養学部助教授、唐宋時代専攻。
著者は宮崎市定氏の講義で中国の城郭に関心を持ったと書いてある。殷周から明清までの城郭が図を用いながら解説されているのだが、きっちりとした資料が残っているのはあたりまえだが最近のもの。古い時代の城郭図の多くは発掘した結果で作成されたものだったり、文献の記載された絵であったりする。民国期に旧日本軍がまとめた「支那城郭ノ概要」は図自体が明確で、その解説をする文章との照らし合わせも楽である。
以下メモより
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p195 支那城郭ノ概要
旧陸軍参謀付石割平造少佐がまとめた本。中国の城郭都市108ヶ所の千分の一地図を収録している。1940年にごく限られた部数がまる秘扱いで刊行。軍事目的。1979年に香港の中文大学が同大学および米国カリフォルニア大学バークレイ校に蔵せられている本書をもとに縮小復刻した。本書に収められた城郭図は1930年代の民国期のものであるが清国の中期以降の姿をほぼ残している。
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