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平成11年11月1日発行
著者はリチャード・ハーマン・ジュニア。元USA空軍パイロット。21年間勤務。1983年少佐で退役。F4、C130、F15等で2000時間超の飛行時間。ベトナム、ラオスで200回以上の任務をこなし、ブロンズ・スター等の数々の勲章を受ける。空軍士官学校助教授、F15戦闘部隊作戦計画士官も歴任。
年末年始の休暇中に読もうかなと思い借りた本。面白い小説だった。年末休暇になる前に読み終えてしまった。
アメリカ大統領が中国と密約を交わし台湾を売る。その直後大統領は病死。アメリカの次期大統領は女性有権者向けに用意されていた女性副大統領。中国は韓国を手なずけ友好条約を結び自陣に取り込もうとするとともに、アメリカとの取引で曖昧な線引きで残された日本に触手を伸ばす。日中衝突。中国の挑発に乗った日本は那覇の混成団のF4戦闘機部隊を中国海軍の艦隊に向けるが壊滅。嘉手納の米軍は中国と争いを避けたいお嬢さん大統領の下、まったく動きが取れないまま成り行きを傍観した状態に。中国はすばやく日本の久米島を占領。日本は動かないアメリカを説得しつつ中国に対し反撃に転じ、多くの犠牲を出しながらロシア製の中国空母「毛沢東」を沈める。中国は日本にそしてアメリカに自らの意思を見せるため、東シナ海に浮かぶ日本領土である小さな環礁に戦略核を落とす。さてアメリカはどうでる・・・というお話。
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