アメリカならばきっと鮮明に見えるだろうと探した時に保存した画像を紹介します。といっても2ヶ所だけです。まとまったら一挙公開という手はずのつもりでしたが、さすがに画像の解像度が落ちてしまうところがほとんど。情報量が多くて比較的鮮明なものを紹介します。
アメリカの軍艦メーカーについては「世界の艦船」1997年3月号(№521)のP147「アメリカの4大軍艦メーカー」を参考にしました。対象となるメーカーはヴァージニア州のニューポート・ニューズ(NEWPORT NEWS)、GDエレクトリック・ボート(GD ELECTRIC BOAT)、ミシシッピー州のリットン・インガルス(LITTON INGALLS)、バス・アイアン・ワークス(BATH IRON WORKS バス鉄工所)の4ヶ所。
このうち今回紹介するのはヴァージニア州のニューポート・ニューズ(NEWPORT NEWS)、ミシシッピー州のリットン・インガルス(LITTON INGALLS)です。
1) Newport News 造船所 ヴァージニア ニューポートニューズ
鄙びた地域なんでしょうか、アメリカはたいがいどこでも鮮明な画像が提供されているんですが、この造船所のまわりは日本の地方と変わらない解像度で画像が提供されています。
創立は1886年、当初はChesapeake DryDock & Construction Co.。1890年にNewport News Ship-building & Dry Dock Co.と社名を変更。1897年に砲艦3隻を米海軍に引き渡したことで取引が始まる。現在は空母から駆逐艦、原潜まで製造している。アメリカ最大の造船所といっても良い。1968年9月、石油開発を主な業務とするテネコ・グループの傘下に入っている。工場敷地はは550エーカー。従業員数19000人。(「世界の艦船」1997年3月号(№521)より)
2) Litton Ingalls 造船所 ミシシッピー パスカグーラ
見て回ったアメリカの造船所で唯一高解像度の画像が提供されていたところがここ。
リットン・インガルス造船所は正確にはリットン・インダストリー社(Litton Industries Inc.)のインガルス造船部門(Ingalls Shipbuilding Division)。リットンとインガルスは当初は別。まずインガルス造船所は創業は1938年。艦船の建造はフォレスト・シャーマン級駆逐艦2隻を1957年から1959年にかけて建造してから。リットン社は1953年に創業した電子機器会社。それが船舶、海洋構造物等を製造する総合会社に成長する過程でインガルス造船所を吸収。
スプールアンス級駆逐艦30隻の一括受注に成功したのがここの造船所。画像で分かるとおりここの造船所はイーストとウェストのディビジョンに分かれている。ウェストの方はスプールアンス級駆逐艦30隻の建造のために開発された新鋭工場区域。船はモジュール化されて建造され、そのモジュールを移動させながら最終的に一箇所の組み立て場に集める方式をとっている。ウェスト・ディビジョンには移動装置のネトワーク縦横に設けられた画期的な設備を誇っている。
タイコンデロガ級巡洋艦27隻のうち19隻を1980年代の初めから94年4月まで建造。現在はアーレイ・バーク級駆逐艦、ワスプ級強襲揚陸艦の建造を並行して行っている。
工場敷地は800エーカー。
(「世界の艦船」1997年3月号(№521)より)
3) Litton Ingalls 造船所 ミシシッピー パスカグーラ
アーレイ・バーク級の駆逐艦ニ隻のクローズアップ。ニ隻とも艦尾にヘリ甲板と格納庫を設けたフライト2A。
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