よみがえるバロックの画家
グエルチーノ展
2015年3月3日~5月31日
国立西洋美術館
【公式サイト 開催趣旨より】
出品作品の多くはチェント市立絵画館からお借りします。
実はチェントは2012年5月に地震に襲われ、大きな被害を受けました。絵画館はいまもって閉館したままで、復旧のめども立っていません。
本展は震災復興事業でもあり、収益の一部は絵画館の復興に充てられます。
チェント市立絵画館のグエルチーノ
≪ロレートの聖母を礼拝する聖ベルナルディーノと聖フランチェスコ≫
≪キリストに教皇の座を示される聖ペテロ≫
≪聖母と祝福を授ける幼児キリスト≫
≪聖母のもとに現れる復活したキリスト≫
≪説教する洗礼者聖ヨハネ≫
≪La Madonna del Carmine con i Santi Alberto, Francesco e un francescano≫
≪La Madonna della Ghiara con i Santi Pietro, Carlo Borromeo, un angelo e il donatore≫
≪Cena in Emmaus≫
≪Sibilla≫
【公式サイト チェント市の震災について】
フェッラーラとボローニャの中間の町チェントの市立絵画館には、世界で最も充実したグエルチーノの絵画コレクションがあります。この町で画家が生まれ、活動したからです。
2012年5月、エミリア地方を襲った大地震の後、美術館の作品は消防士たちの手によって運び出されました。
被災した絵画は収蔵庫で眠るかわりに、地震のシンボルとして他の美術館に貸し出されることになりました。
これまでボルツァーノ、ワルシャワ、ザグレブ(←開催中)で展覧会を行いましたが、今回はより規模の大きな展覧会を東京で開催します。
日本ではいまだ知られていない、しかしバロックのヨーロッパでは最も重要な画家であったグエルチーノの全貌を知っていただく、またとない機会となるでしょう。