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2度目の開幕延期を発表、「クロード・モネ展」アーティゾン美術館

2021年03月12日 | 展覧会情報
クロード・モネ展ー風景への問いかけ オルセー美術館・オランジュリー美術館特別企画 会期変更のお知らせ  
2021.03.12 
 
「クロード・モネ ー風景への問いかけ」展の会期を下記の通り、変更いたします。 
  
(変更後)
2021年10月2日(土) -2022年1月10日(月・祝) (5、4階展示室)  
 
(変更前)
2021年5月29日(土) -9月10日(金) (6、5階展示室)   
 
   アーティゾン美術館と日本経済新聞社は、オルセー美術館とオランジュリー美術館と共に同展覧会の開催にむけて協議を重ねてきましたが、日仏の新型コロナウイルス感染状況に鑑み、開幕を延期することといたしました。 
   この展覧会はアーティゾン美術館が開館した2020年の特別な展覧会として企画されました。昨年一度延期し、また今回はフランス側の事情もあり再度の延期となります。フランスの重要作品を万全の体制によって理想的なラインナップで公開するための、やむを得ぬ変更と判断しました。 
   多くの皆様のご期待に応えることができず大変残念ですが、何卒ご理解の上ご協力をお願いいたします。   
 
 
   当初、2020.7.11〜10.25の会期を予定していた、アーティゾン美術館の「クロード・モネ」展。
 
   緊急事態宣言下の2020.4.30に、2021年初夏への開幕延期が発表された。
   その後、2020.9.24に、新会期が2021.5.29〜9.10と発表。
 
   そして、1都3県の緊急事態宣言下の2021.3.12に、再度の開幕延期と、併せて新会期(2021.10.2〜22.1.10)が発表された。
 
   展示室も、当初の6・5階展示室から、5・4階展示室となる。
   6階展示室では、当初からの予定なのだろう、同時開催として「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌  M式「海の幸」ー  森村泰昌   ワタシガタリの神話」を開催するとのこと。
   となると、その期間中のコレクョン常設展示は行わないことになる。
 
   展示面積は、4階が702㎡、5階が612㎡、6階が738㎡とのことなので、展示室変更により少し減少するが、影響はおそらくなさそう。
   ただ、会場入口の展覧会看板は、6階なら巨大サイズが置けるが、5階なら小ぶりになるだろう。
   また、通常通りの6→5→4階というルートに従うと、まず森村泰昌を見てから、オルセー・オランジュリーのモネを観ることとなる。案内の書き振りからもそれを想定していると思われる。別にそれでも良いが、4→5→6階のルートもいいかも、でも退館の動線が崩れてしまうなあ。
 
 
   フランスの状況は、年明けにはそれまでの下げ止まり状態から増加傾向に転じてしまい、直近の7日間平均が2.3万人台。新規感染者における変異株の割合が上昇し、現在では3分の2以上を占めているという。ワクチン接種は進められているが、現在の接種率は1割に満たないようだ。
   パリでは、フランス全土と同様に夜間(午後6時以降)の外出が禁止されているが、今後もこの拡大状況が続くのであれば追加の制限措置が見込まれているという。昨年10月以降、ルーヴルもオルセーもオランジュリーも臨時休館を継続している。
 
   そんななか、モネ展の開催に向けて引き続き努力していただいているフランスおよびアーティゾン美術館ほか日本の関係者の皆様に感謝します。
 
   今秋、全世界で状況が落ち着いていること、本展が無事開催されることを祈るばかり。
 
 
✳︎モネ展の開幕延期に伴い空いた期間は、現在開催中の「STEPS AHEAD:新収蔵作品展示」展の会期延長(5/9まで→9/5まで)で埋めるとのこと。


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