東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

クラーナハと宗教改革

2016年11月25日 | クラーナハ

クラーナハ展-500年後の誘惑
2016年10月15日~17年1月15日
国立西洋美術館


1  環境
・1519年、レーゲンスブルクの「美しき聖母子」への巡礼
・カールシュタットによる聖画像破壊運動

 

2  ルターの肖像画
   以下、本展出品作。


《アウグスティヌス会修道士としてのマルティン・ルター》
1520年、版画
アムステルダム国立美術館


《マルティン・ルター》
1525年
ブリストル市立美術館


《マルティン・ルターとカタリナ・フォン・ボラ》
1529年
ウフィツィ美術館

 

 

3  パンフレットやドイツ語訳聖書のための挿絵
   以下、本展出品作。

マルティン・ルター翻訳、クラーナハおよびその工房の木版画
『新約聖書(9月聖書)』
1522年刊
広島経済大学

 

 

4  プロテスタントの様々な教義を主題とした宗教画

1)《律法と恩寵》

↑ プラハ国立美術館バージョン
1529年

 

↑ ゴーダ、フリーデンシュタイン城美術館バージョン
1529年

 


2)《キリストと罪の女》

1532年
ブダペスト国立美術館

 

3)《幼児を祝福するキリスト》

1538年
ドレスデン美術館
(本展には別バージョンが出品)

 

5  モニュメンタルな多翼祭壇画

《改革派祭壇画(シューネベルク祭壇画)》
1539年
シューネベルク、ザンクト・ヴォルフガング聖堂


平日面(表面)

 

裏面

 

祭日面

http://www.st-wolfgang-schneeberg.de/st-wolfgangskirche/st-wolfgangskirche/lucas-cranach-altar/

 

 

  以上、11/19開催のクラーナハ展記念講演会「クラーナハと宗教改革」(講師:田辺幹之助氏(東京藝術大学教授))の私的覚え書。



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