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【画像】カメラ、天体望遠鏡、双眼鏡を手にする女性像の日本画 - 2022年1月のMOMATコレクション(東京国立近代美術館)

2022年01月18日 | 東京国立近代美術館常設展
 高級カメラ。天体望遠鏡。双眼鏡。
 
 
 
 
 
 
10室「機械(メカ)の美」より
(後期:2021.12.7〜2022.2.13)
 
 
北野恒富(1880〜1947)
《戯れ》
1929年、136.5×85.8cm
 
 初夏。
 若葉の下でカメラを覗き込む若い芸妓。
 この高級カメラは、コンパクトで全てお任せのカメラとは違って、操作が面倒なもの。
 画面全体の緑と、若い芸妓の顔・手の白が印象的な作品。
 
 
 
太田聴雨(1896〜1958)
《星をみる女性》
1936年、273.0×206.0cm
 
 和装の女性たちが天体望遠鏡を取り囲み、その1人が覗いている。
 この望遠鏡のモデルは、日本光学工業株式会社(現・ニコン)による国産初の本格的な天体望遠鏡で、1931年に東京科学博物館(現・国立科学博物館)に設置され、2005年まで現役、現在は国立科学博物館に常設展示されているらしい。
 
 
 
中村岳陵(1890〜1969)
《気球揚る》
1950年、198.5×116.5cm
 
 鹿鳴館風の洋装の女性。上空の気球を覗くべく、双眼鏡を手にしている。
 後方にいる和装の女性は、手にした扇子を上空に掲げている。
 明治という時代の世相を物語る風俗画。
 
 
 
 ガラスの反射による写り込みがきつい。


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