東京でカラヴァッジョ 日記

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【画像その1】東博ポスターの名品たち - 「つたえる、つなぐ - 博物館広報のあゆみ -」(東京国立博物館平成館企画展示室)

2022年10月12日 | 東博総合文化展
創立150年記念特集
つたえる、つなぐ - 博物館広報のあゆみ -
2022年9月27日~11月6日
東京国立博物館平成館企画展示室
 
 
 
 東博ポスターの名品たちを見る。
 
 
 
 
1950年代から
 
 
こどものための文化史展
きものの歴史
1948(昭和23)年3月20日〜4月30日
 昭和22〜26年に、本館地下の専用展示スペースで計11回行われたという「こどものための文化史展」。
1:住宅の歴史
2:版画の歴史
3:きものの歴史
4:地図の話
5:ガラスの文化
6:アメリカの子供の生活
7:古代の生活
8:ルネッサンスの絵画
9:世界の彫刻
10:陶器の文化
11:住居のうつりかわり
 
 
《東京国立博物館案内》
1952(昭和27)年
 「博物館の沿革」を読む。
 
 
雪舟展
1956(昭和31)年4月28日〜5月27日
 2002年の「没後500年  雪舟展」は、おそらく私が初めて行った東博の(西洋美術以外の)特別展。
 その46年前に開催された「没後450年」記念の展覧会。没年には諸説あるようだ。
 
 
中世の美術展
1957(昭和32)年10月23日〜11月24日
 鎌倉室町時代の総合展として、300点余が出品されたようだ。
 
 
オリンピック東京大会
日本古美術展
1964(昭和39)年10月2日~11月10日
 1964年のオリンピック東京大会における「芸術展示」。
 美術部門では、次の4展が開催されている。
1:日本古美術展(東博)406,739人
2:近代日本の名作展(東近美)37,725人
3:写真展「日本・カラー・1964」(銀座松屋)74,752人
4:スポーツ郵便切手(逓信総合博物館)23,335人
 
 「日本古美術展」は、国宝154点、重要文化財254点、重要美術品40点を含む総点数897点!が出品されたという。
 
 
ツタンカーメン展
1965(昭和40)年8月21日〜10月10日
 入場者数は3会場で295万人を記録した、歴史的展覧会。
東京国立博物館:1,297,718人(歴代2位)。
京都市美術館 :1,074,495人
福岡県文化会館:  586,413人
 
 
 
1970年代から
 
 
平安時代の彫刻
1971(昭和46)年10月13日~11月28日
 平安時代の彫刻の仏像・神像・仮面あわせて約140点。定番の近畿地方のみならず、東北や九州、佐渡など地方仏が集まったことでも評判となったらしい。
 
 
琳派
1972(昭和47)年10月10日~12月3日
 東博の創立100年記念特別展。
 「琳派」という呼び方が社会に定着したのはこの特別展が決め手であったという。
 
 
モナ・リザ展 
1974(昭和49)年4月20日~6月10日
 入場者数1,505,239人(歴代1位)の歴史的展覧会。
 「モナ・リザ」が貸し出されたのは、1963年のワシントン・ナショナル・ギャラリーとメトロポリタン美術館、1974年の東京国立博物館とプーシキン美術館だけである。
 
 東博での展示会初日、赤いスプレーを吹き付けられる事件が起きたらしい(「モナ・リザ」は防弾ガラスのなかに保護されていたので無事)。
 開催前の「混雑が予想されるから、付き添いが必要な障害者や老人、赤ん坊づれは観覧を遠慮した方がいい」との文化庁の談話。この談話への反発を受け、1日だけの「身障者デー」(本人とその付き添いは無料)を設定。これに対して、「1日だけの特別扱いは障害者差別」との更なる批判。これらが背景にあったようだ。
 
 
 
1990年代
 
創立120年記念「日本と東洋の美」
1992(平成4)年10月13日~11月23日
 東博が所蔵する美術作品から、工芸、書、彫刻、絵画など463点の展示。
 「ありきたりなポスターでは目立たない」とのことで、B2大の用紙をジャバラ折り。バブル時代を感じさせる形状。
 
 
 
(続く)


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