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モネ展2015の展覧会入場者数ランキング

2016年01月23日 | 展覧会情報

   「美術の窓」2016年2月号の記事「2015年展覧会入場者数ランキング」を見る。

   2015年の第1位は、東京都美術館で開催された「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展」で、その入場者数は763,512人だという。

   2007年の国立新美術館のモネ回顧展を上回る、凄い数字である。

   印象派の一番人気のモネ展だから大きな数字は出るだろう。

   しかし、70万人の大台を超えるほどとは。1日あたり入場者が1万人の大台を超えるほどとは。私はたまたま良き日・良き時間を選んだのか、そこまでの凄まじい熱気を感じずに済んだらしく、意外。

   《印象派、日の出》と《ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅》、1点を入れ替える前後期制の導入が、極めて有効に機能し、数字をアドオンしたのだろう。



   以下、入場者数70万人超の展覧会を記載する。

 

1:モナ・リザ展【1974年】
   1,505,239人
   東京国立博物館

2:ツタンカーメン展【1965年】
   1,297,718人
   東京国立博物館

3:バーンズ・コレクション展【1994年】
   1,071,352人
   国立西洋美術館

4:国宝阿修羅展【2009年】
   946,172人
   東京国立博物館

5:フェルメール展【2008年】
   934,222人
   東京都美術館

6:ルーヴル美術館展ー17世紀ヨーロッパ絵画【2009年】
   851,256人
   国立西洋美術館

7:ミロのビーナス特別公開【1964年】
   831,198人
   国立西洋美術館

8:レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の実像【2007年】
   796,004人
   東京国立博物館

9:国宝薬師寺展【2008年】
   794,909人
   東京国立博物館

10:MOMA展【1993年】
   790,024人
   上野の森美術館

11:オルセー美術館展2010ーポスト印象派【2010年】
   782,873人
   国立新美術館

12:日本国宝展【1990年】
   774,542人
   東京国立博物館

13:マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展【2015年】
   763,512人
   東京都美術館

14:マウリッツハイス美術館展【2012年】
   758,266人
   東京都美術館

15:ルーヴルを中心とするフランス美術展【1961年】
   722,082人
   東京国立博物館

16:国宝阿修羅展【2009年】
   710,138人
   九州国立博物館

17:大回顧展 モネ【2007年】
   709,260人
   国立新美術館


   モネ展2015は、なんと第13位(漏れがあったら、ご容赦ください)。

 

   2016年の展覧会はどうか。入場者数は、国立新美術館の「ルノワール展」、ただし70万人には達しない。1日あたり入場者数は、東京都美術館の「若冲展」、1万人超えで正倉院展と勝負。



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