個人史上初めて、2カ月連続の関西プチ美術旅行。
秋篠寺にて「伎芸天像」にお会いしたあと。
次の行き先は、奈良国立博物館「糸のみほとけ」展の再訪を考えていたが、秋篠寺南門に設置された「歴史の道案内図」を見て気が変わる。
薬師寺とのセット訪問が推奨なのか。
私的には、国宝「糸の仏」より、国宝「彫刻の仏」のほうがとっつきやすそう。
この時の判断、鑑賞機会の希少性の視点は抜け落ちてしまっている。
奈良交通バスにて大和西大寺駅に戻り、近鉄橿原線で2駅の西ノ京駅下車。
薬師寺・金堂
国宝「薬師三尊像-薬師如来、日光菩薩、月光菩薩」にお会いする。
「薬師如来」の台座(国宝)も、ギリシャ・ペルシャ・インド・中国 〜「シルクロード」の香りたっぷり。
薬師寺・東院堂(国宝)
国宝「聖観世音菩薩」(白鳳時代)にお会いする。
唐招提寺に徒歩で移動する。
唐招提寺・金堂(国宝)
金堂本尊・国宝《盧舎那仏坐像》。右に国宝《薬師如来立像》。左に国宝《千手観音立像》。それぞれ5.15m(光背含む)、3.36m、5.36mと巨大な像である。
《盧舎那仏坐像》の光背に付いている小さな仏の像、凄い数。「化仏」というとのことだが、その数864体。本来は1000体であったらしい。
《千手観音立像》の脇手、1000本到達を思わせるボリューム。大脇手42本、小脇手911本、合わせて953本。これも本来は1000本であったらしい。
国宝「四天王立像」、国宝「梵天・帝釈天立像」、国宝ばかり並ぶ。
金堂内の入場はできず、外から金網越しに鑑賞することとなる。
唐招提寺・講堂(国宝)
講堂の本尊・重文《弥勒如来坐像》、重文《持国天立像》《増長天立像》など。こちらは入場して鑑賞。
以上、秋篠寺、薬師寺、唐招提寺の3寺+既掲載の大阪・平野の大念佛寺の訪問をもって、今回の関西プチ美術旅行は終了。
次回は、秋か冬に行ければいいなあ。
ちなみに来春はフェルメール展の大阪会場訪問、これは確定。