根付と置物-象牙彫刻の伝統
2016年6月7日~ 7月31日
東京国立博物館本館 14室
超絶技巧に感心するばかりの象牙彫刻が並ぶ。
印象に残った作品を5点挙げる。
安藤緑山作のサクランボ
《桜桃》
安藤緑山(1885?~1955))
大正時代・20世紀
2014年の三井記念美術館「超絶技巧! 明治工芸の粹」展にて、最高傑作と言われる《竹の子、梅》ほかリアルな象牙彫刻10点強に感嘆したことを思い出す。
安藤緑山作ではないが、これもリアル。
《柿》
吉村竜渓作
明治~大正・20世紀
骸骨は展示室の真ん中に鎮座する。
《牙彫髑髏置物》
旭玉山作
明治14年
根付は小さくて可愛らしいものばかりで、一つ欲しくなる。
海女さん。
《海女牙彫根付》
線刻銘「蘭亭」
江戸時代・18世紀
幽霊さん。
《幽霊》
マイケル・バーチ
1976年