東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

フェルメールに帰属≪聖プラクセディス≫(国立西洋美術館)

2015年03月17日 | フェルメール

国立西洋美術館の常設展に行く。

まず向かうのは、もちろん、


カルロ・ドルチではなくて、その隣の壁面の、


写真撮影禁止。
フェルメールに帰属≪聖プラクセディス≫

イタリアの画家フェリーチェ・フィケレッリ(1605-1660)の作品(フェラーラ、ファルニャーニ・コレクション蔵)の模写とされる作品。

昨年7月、オークションで11億円弱で落札されたことが話題となっていたが、まさか日本人が落札者で、まさか国立西洋美に寄託してくれるとは。

2000年大阪の展覧会以来、15年振りの再会。
前回は、他のフェルメール4作品ばかり見て、なぜか別の部屋に展示された本作については、混雑もあって軽く流した程度だった。

海綿から殉教者の血を絞り出し、壺に注ぐ聖プラクセディス。
左下の署名・年記を確認する。確かにMeer 1655とある。
右下の銘文は、苦戦するが、なんとか文字らしいものがかすかに見える。

詳しい解説チラシ(B5・表裏2ページ)も用意されている。


同時公開開始の他の新規展示作品2点。

ファン・バン・デル・アメン≪果物籠と猟鳥のある静物≫1621年頃


ドメニコ・プリーゴ≪アレキサンドリアの聖カタリナを装う婦人の肖像≫1520年代



2003年収蔵のラ・トゥール≪聖トマス≫も撮影。
フェルメール(帰属)とラ・トゥール。国立西洋美の2大古典絵画。


帰り



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