東京でカラヴァッジョ 日記

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中世彩飾写本3点を国立西洋美術館常設展示で見る ー「内藤コレクション」

2018年10月25日 | 展覧会(西洋美術)
   内藤コレクションの中世彩飾写本3点を見る。
 
   フランドル(ブルッヘ)にて13世紀に制作されたと考えられている3点。
 
   常設展示で内藤コレクションを見るのは初めてである。
 
 
《ラテン語時祷書断片:イニシアルJ》
フランドル(ブルッヘ?)
1300年頃
 
 
《ラテン語詩篇集断片  暦:8月の労働/麦刈り》
フランドル(ブルッヘ)
13世紀第3四半世紀(1260年代?)
 
 
《ラテン語詩篇集断片:イニシアルD/使徒像》
フランドル(ブルッヘ)
1270年代
 
 
 
2016.11.22国立西洋美術館のお知らせ
 
内藤コレクションの写本140点の一括寄贈を受けました
 
   当館は2016年春、写本の収集家として知られる内藤裕史氏よりコレクションの一括寄贈を受けました。「内藤コレクション」は、ここ30年ほどの間に内藤氏が収集されたもので、主に一枚物の彩飾写本葉140点から構成されます。時代的には中世からルネサンス、地域的にはイギリス、フランス、ネーデルラント、ドイツ、イタリアなどを網羅し、ほとんどがキリスト教関連のものです。今回の寄贈は、彩飾写本という新たなジャンルを当館のコレクションに付け加えるものであり、また、当館の中世美術コレクションの拡充という観点からも意義深いものです。館では現在、カタログの編纂と展覧公開に向けて、一連の寄贈写本についての調査を進めています。


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