東京国立博物館の会員制度として「メンバーズプレミアムパス」が登場したのが、2017年4月、4年半前、のことである。
そして、私の4回目の「メンバーズプレミアムパス」を、先日、紛失する。
おそらく、前回の東博訪問時に、敷地内で落としたものと思う。
期限は、10月下旬+臨時休館に伴う延長37日分なので、2カ月ほどの残期間を有していたこととなる。
以下、4回目の「メンバーズプレミアムパス」利用状況を記載する。
●東京国立博物館の特別展観覧券を4枚お渡しいたします。
【鑑賞実績】
1)「桃山 天下人の100年」展 前期再訪
2)「桃山 天下人の100年」展 後期
3)「国宝鳥獣戯画のすべて」展
4)「聖徳太子と法隆寺」展 前期
「国宝聖林寺十一面観音-三輪山信仰のみほとけ」展と、「聖徳太子と法隆寺」展の後期は、一般料金により入場した。
2021年4月の東博の会員制度変更により、「メンバーズプレミアムパス」が廃止され、その後継に相当するもの「友の会」が創設された。
「メンバーズプレミアムパス」時代は、有効期限が残っているときも、特別展無料鑑賞券4枚を目当てに新規購入して元が取れていた。
現在の「友の会」では、そうはいかない。有効期限が残っている間は、一般料金で購入したほうが良い。
●国立博物館4館(東京・京都・奈良・九州)の特別展を割引料金(団体料金)で観覧いただけます。
【鑑賞実績】
なし。
従来は、団体料金が前売料金より安い特別展であれば、お得感があった。
今回のこの期間、東博の特別展においては団体料金の設定自体がない。また、京博・奈良博・九州博に行くこともなかった。
なお、新しい「友の会」では、「京都・奈良・九州国立博物館の特別展を、割引料金(団体料金)で観覧いただけます(ただし、団体割引設定がある場合に限ります)」となり、東博が消えた。東博は団体料金の設定を廃止したようだ。
●国立博物館4館(東京・京都・奈良・九州)の総合文化展(平常展)を何度でも観覧いただけます。
上野で時間があれば、気軽に東京国立博物館の総合文化展を訪問できることは有難い。
ただ、今回のこの期間は、東京都における緊急事態宣言とまん延防止等重点措置がずっと続いていること、および国立西洋美術館が長期臨時休館中であることから、上野に行く機会が激減した。
総合文化展の鑑賞も特別展の鑑賞とセットが基本となったため、総合文化展単独の鑑賞(他の上野の美術館とセット)は1回程度である。
【主な鑑賞実績】
1)「世界と出会った江戸美術」(2020年12月)
2021年は、毎年GW恒例の「新指定 国宝・重要文化財」展が企画自体なかったようだ。2020年の中止に続き、2年連続の残念である。
次は「友の会」にするか「国立博物館メンバーズパス(4館共通)」にするか、どちらも見送るか。
今後の特別展予定
10-11月:「最澄と天台宗のすべて」展
1-4月 :「ポンペイ」展
「友の会」
年会費7,000円
・国立博物館4館(東京・京都・奈良・九州)の総合文化展(平常展)が何度でも観覧可
・特別展無料観覧券3枚
・京都・奈良・九州国立博物館の特別展を、割引料金(団体料金)で観覧可(ただし、団体割引設定がある場合に限る)
「国立博物館メンバーズパス(4館共通)」
年会費 一般2,500円
・国立博物館4館の総合文化展(平常展)を何度でも観覧可
・京都・奈良・九州国立博物館の特別展を、割引料金(団体料金)で観覧可(ただし、団体割引設定がある場合に限る)