松方コレクションの浮世絵版画
2019年6月4日〜9月23日(4期制)
東京国立博物館本館10室
【東博サイトより】
今回から4回は、国立西洋美術館で開催される「国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展」と連携した展示として、当館の浮世絵コレクションの中心となっている松方コレクションのみで展示を構成します。
今回と次回は、1988年4月に松方幸次郎の卒業100周年を記念して母校アメリカ・ニュージャージー州ラトガーズ大学の付属美術館で開催された「松方コレクション浮世絵版画展」に出品された100点の作品の中から優品を選んで浮世絵版画発展の歴史を追って展示します。
よく知らない人(例えば外国人観光客とか)は、東博のどこかの展示室にあるのかとモネの《睡蓮》を探してしまいそう(←3ヶ国語の説明付きだけど)。
第1期の全35点の浮世絵版画から4点。
雨の日(←訪問日)は、雨の浮世絵を。
歌川国芳
《東都御厩川岸之図》
菊川英山
《青楼行事八景・引ケ四ツ乃夜雨》
美人大首絵2点。
鳥高斎栄昌
《郭中美人競・扇屋内花扇》
栄松斎長喜
《大坂新町東ノ扇屋 花扇太夫》
1918年、第1次蒐集旅行時、松方幸次郎は、パリの宝石商アンリ・ヴェヴェールの浮世絵コレクション約8,000点を一括購入する。その後、日本に移送。
1927年、川崎造船所の経営破綻により美術品も重役私財として提供。浮世絵コレクションは十五銀行が権利を得る。
1943年、浮世絵コレクション約8,000点が十五銀行から宮内省へ献納され、帝室博物館(現:東京国立博物館)がこれを引き継ぐ。