【東京都美術館HP お知らせ】
2019/6/17
館内トラブルについてのお詫び及び今後の対応について
東京都美術館にいつも御来場、御支援いただき、ありがとうございます。
一昨日御来館いただいたお客様に、館内トラブル時の美術館の対応により、ご不快な思いをさせてしまいました。さらに、このことについて多くの方からお問い合わせをいただくなど御心配をおかけしており、誠に申し訳ございません。
ご不快な思いをおかけしてしまった女性のお客様には連絡をとっており、お詫びするなど誠実に対応させていただいております。
館内では、どなたでも安心してご鑑賞いただけるよう、分かり易い案内やトラブル防止のための声かけなどに努めているところですが、今回の件では、警備スタッフが、一方のお客様から事情をお聞きしなかったことなど、トラブル後の対応が十分でなかったことに加え、お客様に配慮を欠くご案内をしてしまい、改めて深くお詫び申し上げます。
また、特定のお客様に特段の配慮をしているかのような誤解を与えてしまったことに対しても、重ねてお詫び申し上げます。
今回の反省を踏まえまして、展示室内の巡回警備を強化し、必要に応じてお声かけするなどトラブルの防止を徹底いたします。また、トラブルが発生した際は、双方のお客様から丁寧に事情を確認し、状況によっては毅然とした対応をとるなど、より一層お客様の立場に立った対応を心がけてまいります。 お客様が安心して鑑賞できる環境づくりに向け、展覧会におけるお客様への対応について、共催者や委託会社も含む館内スタッフ全員に改めて徹底を図ってまいります。
【ツイッター】
今日は東京都美術館のクリムト展に行って絵を見てたら、急に車椅子に乗った男に殴られた。びっくりしすぎて固まってたら、さらに無言で2〜3発殴られた。美術館の人に伝えると「常連のお客様で頻繁にトラブルを起こす方なんですけど、こちらでできることは口頭注意くらいです」とのこと。
— 峰なゆか (@minenayuka) June 15, 2019
追いかけて殴り返そうとしたけど「峰なゆか障害者男性に暴行」という見出しがよぎってやめた。何もできないわ痛いわ惨めだわで泣けてきて、とにかく私が泣きまくるので最終的に私が救護室に連れていかれて終了しました。
— 峰なゆか (@minenayuka) June 15, 2019
美術館の広報担当者は6月17日、J-CASTニュースの取材に当時の状況を説明した。
防犯カメラを確認したところ、絵画を鑑賞する車イスの男性の前に峰さんが立っている形になり、これに対し、男性は、峰さんを複数回にわたって手で払っていた。会話の音声については、取れていないという。
峰さんは、すぐにスタッフのところへ行き、「手で3、4回はたかれた」と訴えた。この場面を見ていたスタッフはいなかったという。スタッフが「ケガありませんか?」と聞くと、峰さんは、「大丈夫です」と答えた。男性はその後、場所を離れたため、峰さんやスタッフと話すことはなかった。
峰さんはその後、救護室で休み、落ち着いてから帰った。その場に看護師がおり、峰さんにケガはなかったという。
広報担当者は、男性が常連客であることや口頭注意のこともスタッフが峰さんに話したことを認め、「誤解を与えてしまった」と話した。男性は、展覧会ごとに来ており、大きな声を出すので注意していたというが、手で払うようにしたのは初めてだという。
また、スタッフはその場で男性に話を聞かなかったとして、「落ち度だと思います」と言っている。
実際のところどんな状況であったのか、ちょっと分からない。
【美術館の対応を受けてのツイッター】
本日、東京都美術館の方から美術館側の対応について謝罪をいただきました。防犯カメラの映像で被害を確認したとのことです。今後は警備を強化し、同様のことが起こった際には警察を呼ぶなどの毅然とした対応を行うそうです。また興味のある展示があればお伺いしようと思っています。 https://t.co/63zPmtXewg
— 峰なゆか (@minenayuka) June 17, 2019
あと今回の件で障害を持っている方全体を非難するようなツイートをちらほら見かけるのですが、そういうことはやめてください。
— 峰なゆか (@minenayuka) June 17, 2019
東京都美術館では、年4回、「障害のある方のための特別鑑賞会」を実施するなど、いろんな取組みをしているようだ。
車椅子での鑑賞は大変ですよね。私の個人的な振る舞いとして、展覧会会場での車椅子の方の鑑賞への配慮が欠けているのではないか、もう少し配慮して行動しないとなあ、と最近思い始めていたところ。