大巻伸嗣
Interface of Being 真空のゆらぎ
2023年11月1日~ 12月25日
国立新美術館
大巻伸嗣(1971年生)の個展。入場無料。
会期最後の金曜日の夜間開館時間帯に訪問する。
大規模インスタレーション2点を主に見る。
《Gravity and Grace》
2023年、高さ7m × 直径4m
展示空間:50×8×8m
会場に入ると。
奥に向かって細長く広がる、大きな展示室。
その奥のほうにポツンと設置される、大きな物体。
この物体は「大きな壺」であるらしい。
「大きな壺」の高さは7メートルとのことだから、展示室の天井高8メートルを最大限利用していると言えるだろう。
しかし、直径4メートルの「壺」に、奥行き50メートルある展示場を用意して、端っこのほうに置いた意図は、分からない。
《Liminal Air Space - Time 真空のゆらぎ》
2023年、布の大きさ 36.8×15m
展示空間:24×41×8m
カーテンが風で舞っている。
それを超大仕掛けにして、大きな展示空間を暗くして。
夜の大海原を表しているのだろうか。
この仕掛けは、開館時間帯はずっと動いているのだなあ。閉館時間帯は止めて、開館前(どのくらい前?)にまた動かしているのだろう。
〈会場図〉
会期中、展示空間でダンス・パフォーマンスなどの企画もあったようだ。