インターネットを見ていて、コンラート・ヴィッツの展覧会が開催されることを知りました。
Konrad Witz展
2011年3月6日~7月3日
バーゼル美術館(Kunstmuseum basel)、スイス
コンラート・ヴィッツはなぜか惹かれる画家。
日本では見る機会もまずなく、知名度も低いと思います。
が、世界美術大全集第14巻北方ルネサンスの「第5章 15世紀のドイツ絵画」において、カラー1枚・白黒1枚の図版が掲載、解説も30行近くあるほどの、西洋美術史に名を連ねる画家です。
ドイツ出身で、1434年にバーゼルにやってきて、1447年までには亡くなっています。
バーゼルにいた10年余が画家としての活動が知られる期間。
代表作はこれ。
世界美術大全集によれば、
◇堅牢で明快な形態把握が特徴
◇衣装や甲冑の材質の表現、それらのうえに反射する光の描写
金地を背景にして、ポーズを決めています、確かに威厳も感じさせます。
ただ、絵のモデルになることに慣れておらず、ちょっと頑張りました感があるのが、個人的には好きですね。
もうひとつ代表作をあげると、これ。
世界美術大全集によれば、
◇直接の視覚体験からしか生まれえない迫真性
(湖面への光の反射、岸辺や家屋の水面への反映、透けて見える湖底の様子)
と解説されています。確かに。
行きたい!
ですが、無理!
なので、今回の図録を入手することで満足しようと考えているところです。