映画「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」
美術館にチラシが置いてあるし、ルーブル美術館で日本映画史上初の本格撮影というし、主役は綾瀬はるかだし。
ということで公開初日に鑑賞する。
一番の期待は、「日本映画史上初の本格撮影を行った」ルーブル美術館。
どの作品が登場するのか。
前半、パリが舞台となる場面。
パリに到着した主人公、早速散策。観光名所をたくさん回る。
そして、ルーブル美術館。建物、ピラミッド。身を乗り出す。
展示室巡りを期待するが、映った展示室は(たぶん)1展示室のみ。
少し、大きめに長めに映った作品は、ジェリコー≪メデューズ号の筏≫。
どうやらジェリコーが展示されている展示室が映っていたようだ。
ドラクロワも一瞬映ったかな。
展示室はあくまで背景として撮影し、カットは細かく、個別の作品は極力それとはわからないようにする、もちろん作品の1点撮影は不可、だったのか。
もう1部屋、古代彫刻が並ぶ部屋が映っていた気がする。
HPによると、撮影時間は1晩。
撮影場所は建物の内外あわせ10か所、それ以外(モナ・リザの部屋を含む)は立ち入り制限されていたそうだ。
また、照明は、美術館にもともとある明かりのみでの撮影となったそうだ。
後半に、40年振りのモナ・リザ展の会場となる東京国立博物館が登場。本館の階段など、結構長く映っていた感。
<40年前のモナ・リザ展>
モナ・リザ展
会期:1974年4月20日~6月10日
会場:東京国立博物館
出品点数:絵画2点
入場者数:1,505,239人
その後、モスクワで展示。
<映画のモナ・リザ展>
モナ・リザ展
会期:2014年11月29日~12月23日
会場:東京国立美術館
NY、リオ・デ・ジャネイロ、上海、ドバイ、東京の世界5カ国ワールドツアー
主演が綾瀬はるかでよかった。
本映画が、実はジェリコー≪メデューズ号の筏≫の来日予告だった、となればよいのだが。