50年前のメトロポリタン美術館展。
メトロポリタン美術館展
東京国立博物館 1972年8月10日〜10月1日
京都市美術館 1972年10月8日〜11月26日
おそらく日本初のメトロポリタン美術館展。
【出品構成】
計115点
古代近東14点
エジプト10点
ギリシャ・ローマ18点
中国3点
ヨーロッパ中世7点
版画20点
ヨーロッパ絵画・彫刻(絵画34点・彫刻2点)
アメリカ絵画7点
このうち、ヨーロッパ絵画の34点およひアメリカ絵画の4点の出品作を確認する。
【ヨーロッパ絵画】全34点
ティントレット《男の肖像》
エル・グレコ《聖アンドレア》
*現在、工房作とされている
ヴァン・ダイク《イタリヤ貴人の肖像》
?(美術館サイト上確認できない)
ダニエル・メイテンス《チャールズ1世の肖像》
ベラスケス《芸術家の肖像》(★男性の肖像)
レンブラント《旗手》
サルヴァトール・ローザ《盗賊たち》
レンブラント《キリスト》
*現在は、レンブラント派とされている
ロイスダール《風景》
ピーテル・デ・ホーホ《召使》
ヤン・ステーン《恋わずらい》
ゲインズボロ《たきぎ拾い》
フラゴナール《婦人と犬》
ヴィジェ・ルブラン《ジョクール侯爵夫人像》(★ラ・シャトル伯爵夫人)
レイノルズ《ジョージアナ・セイモアの肖像》
ゴヤ《マリア・ルイザとその子》
*現在は、コピー作とされている
ジョン・クローム《オーボア・コモン風景》
トマス・ローレンス《ジョン・アンガースタインの肖像》
ドラクロア《湖上のキリスト》
マネ《剣を持つ少年》(★)
クールべ《水源》
コロー《森の小径》
シスレー《ルーヴァンシエンヌのアトリエ》
モネ《エトルタの水門(1)》
(画像省略)
ドガ《踊り子たち(ピンクとグリーン)》(★踊り子たち、ピンクと緑)
ルノワール《牧場にて》
モネ《ルーアンの聖堂》
(画像省略)
ピサロ《森の水浴》
ピサロ《ルーアンの古い市場》
セザンヌ《森の岩》
ゴーギャン《ふたりのタヒチの女》
ピカソ《髪を結う》
(画像省略)
アンリ・ルソー《ライオンの食事》
ピエール・ボナール《ヴァルノンのテラス》
(画像省略)
【アメリカ絵画】7点中4選
ジョージ・C・ビンガム《ミズーリ河をくだる毛皮商人》
メアリー・カサット《お茶の時間》
(画像省略)
ウィンスロー・ホーマー《北東風》
サージェント《ストークス夫妻像》
(画像省略)
(★)印を付けた4点は、2021-22年のメトロポリタン美術館展の出品作(2021-22年時の作品名も記載)。
1972年版は、16世紀後半のルネサンス絵画、ティントレット、エル・グレコから始まり、20世紀初頭のピカソ、ルソー、ボナールで終わる。
2021-22年版は、15世紀イタリア/北方ルネサンスから19世紀印象派までと、対象範囲が異なる。ティツィアーノ(ティントレットの出品がないため代替)の登場は17番目、エル・グレコの登場は15番目と、15-16世紀ルネサンス絵画が厚い。
できれば2021-22年版でも観たかった作品2選。
ゴーギャン
アンリ・ルソー