東京でカラヴァッジョ 日記

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「原三溪の美術 伝説の大コレクション」展(横浜美術館)

2019年08月02日 | 展覧会(日本美術)
横浜美術館開館30周年記念
生誕150年・没後80年記念
原三溪の美術 伝説の大コレクション  
2019年7月13日〜9月1日
横浜美術館
 
 

【本展の推し作品】
 
国宝
《孔雀明王像》
平安時代後期(12世紀)
絹本着色・一幅、147.9×98.9cm 
東京国立博物館蔵
展示:7月13日〜8月7日
 
国宝
《寝覚物語絵巻》
平安時代後期(12世紀)
紙本着色・一巻、26.0×533.0cm
大和文華館蔵 
展示:8月9日〜9月1日
 
 

【本展の構成】
 
プロローグ
第1章   三溪前史ー岐阜の富太郎
第2章   コレクター三溪
第3章   茶人三溪
第4章   アーティスト三溪
第5章   パトロン三溪
 
 
 
   岐阜出身なのですね。母方の祖父は、弟子も多く抱えた南画家だったのですね。
   展示品では、大成功した実業家の家族写真が、印象的だったりする。
   特に、子供がまだ小さい、英語の家庭教師の外国人女性も左端に写る明治43年の家族写真。
 
doc.3 撮影者不詳(横浜・福富町)
「原三溪と家族」
明治43年
岐阜県歴史資料館
 
 
   大成功した実業家の「大コレクション」(の一部と自作の書画)については、今ひとつ楽しめない。その理由を考える。
・「かつてある個人が所有していたが、散逸した」ことが共通項の展示品。日本・中国美術に疎い私にはハードルが高い展示。
・展示ケースのガラスの写り込み。見づらい。こんな見づらいことは、最近ではあまりない気がする。
・横浜愛の匂い。横浜に縁のない私には少しきつめ。どこがと問われると、言葉を窮するけど。神戸の松方コレクション展だとこんな感じだったのかなあ。

 


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