シャルダン展最終日となる1月6日(日)16時40分、三菱一号館美術館に入館した。
意外だったのが、この時間でも人が続々と入館していたこと。
第一展示室にはなんと列ができている。
年末年始のゴールデンタイムは、きっと大変な人だったのだろう。
最初の3点ほか前期の静物画、「羽根を持つ少女」「病後の食事」「カーネーションの花瓶」などのお気に入り作品を中心に、全38点をじっくりと眺めた。静物画の背景の色に惹かれる。
シャルダン展は終了し、次は2月9日からクラーク・コレクション展が始まる。
米国マサチューセッツ州ウイリアムズタウンに所在するクラーク美術館といえば、個人的には何と言っても、ピエロ・デッラ・フランチェスカの晩年の作「ウイリアムズタウンの聖母」を所蔵する美術館である。
印象派も充実しているのだなあ。
確かに、2010年に六本木と大阪で開催されたルノワール展では、クラーク美術館からの出品作品が光っていた。「団扇を持つ若い女」や「テレーズ・ベラール」など。
本展は、世界巡回展である。
これまでの巡回先は、クラーク美術館のHPによると。
1:スペイン・マドリード
Pasion por Renoir: La coleccion del Sterling and Francine Clark Art Institute
2010年10月19日~2011年2月13日
Museo Nacional del Prado, Madrid
ルノワール31点
2:イタリア・ミラノ
Impressionisti:Capolavori della Collezione Clark
2011年3月2日~6月19日
Palazzo Reale, Milano
73点
3:フランス・ジベルニー
La Collection Clark a Giverny, de Manet a Renoir
2011年7月13日~10月31日
Musee des impressionnismes, Giverny
73点
4:スペイン・バルセロナ
Impressionistes: Mestres francesos de la coleccio Clark
2011年11月17日~2012年2月12日
CaixaForum, Barcelona
72点
5:アメリカ・テキサス
The Age of Impressionism: Great French Paintings from the Clark
2012年3月11日~6月17日
the Kimbell Art Museum, Fort Worth
72点
6:英国・ロンドン
From Paris, A Taste for Impressionism : Paintings from the Clark
2012年7月7日~9月23日
the Royal Academy of Arts, London
72点
7:カナダ・モントリオール
Once Upon a Time ... Impressionism: Paintings from the Clark
2012年10月13日~2013年1月20日
the Montreal Museum of Fine Arts, Montreal
74点
そして、日本へ。
8:
奇跡のクラーク・コレクション-ルノワールとフランス絵画の傑作-
2013年2月9日~5月26日
三菱一号館美術館
73点
9:
奇跡のクラーク・コレクション-ルノワールとフランス絵画の傑作-
2013年6月8日~9月1日
兵庫県立美術館
73点
日本のあとは、中国と韓国に向かうよう。
出品作品数が72~74点と微妙に変動している。
他の展覧会に呼ばれる作品があるのだろうか。