生誕200年記念 伊豆の長八
ー幕末・明治の空前絶後の鏝絵師
2015年9月5日~10月18日
武蔵野市立吉祥寺美術館
「本展関連イベント」講演会に行く。前回訪問時、美術館窓口で申込み。
「伊豆の長八と明治の東京」
日時:9月26日(土)午後2時~3時30分
講師:木下直之(東京大学教授・文化資源学)
定員:90名(事前予約制、先着順)
会場:吉祥寺美術館音楽室
入場:無料 ただし美術館入館券が必要です。
「発表の場」
浅草奥山生人形定小屋
・百工競精場(明治8年)
・五姓田芳柳・義松による西洋油画(明治8年)
・油絵茶屋(明治9年)
上野・恒久施設「美術館」
・第1回内国勧業博覧会(明治10年)←「額装」が条件、「額装」であることの新しさ
「長八の同時代人、同じ場で発表」
・下岡蓮杖←靖国神社蔵2枚の戦争の絵
・松本喜三郎←生人形
・横山松三郎
・亀井兄弟
・国沢新九郎←この当時で英国で美術を学んだ
・高橋由一
・モース
・ラグーザ←工部美術学校
・五姓田義松←評判の肖像画家
・河鍋暁斎
・安本亀八←人形師
・蜷川式胤
・高村光雲
氏の『美術という見世物』を再読しよう。
講演会後、展覧会を再見。
《近江のお兼》の、お兼が暴れ馬の手綱を高下駄の片足で押さえている、その高下駄とか、第1回内国勧業博覧会出品作かもしれないという《富岳》の、四辺を囲む本物そっくりの「竹」とか、を味わう。
幕末・明治期の超絶技巧の魅力、今後まめにみていきたい。