東京でカラヴァッジョ 日記

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新東京百景-90年前の東京(東京都美術館)

2017年01月19日 | 展覧会(日本美術)

東京都現代美術館所蔵
新東京百景-90年前の東京
2017年1月4日~1月23日
東京都美術館

 

   関東大震災による被害から復興し始めた、昭和初期の東京風景を描いた版画集「新東京百景」。

 

   1929(昭和4)年から1932年にかけて刊行される。

 

   8人の版画家による全100点の版画集らしいが、本展出品数は各人7点ずつ、計56点である。

 

8人の版画家

前川千帆(1888~1960)
恩地孝四郎(1891~1955)
藤森静雄(1891~1943)
逸見享(1895~1944)
川上澄生(1895~1972)
平塚運一(1895~1997)
深沢索一(1896~1947)
諏訪兼紀(1897~1932)

 

   「90年前の東京」、ノスタルジア面の魅力もあるのだろう。

 

   ただ、90年前に選抜された場所は、90年後も、大なり小なりリニューアルされているにしても、当時と大きく変わっていないなあ、との印象。

 

   むしろ、当時選ばれようのなかった場所が、当時想像すらできなかった変貌を遂げているのだろうなあ。

 

   入場無料で、8頁のカラー版(14点の図版付き)のミニパンフがもらえるほか、写真撮影も2人の作品を除き可能である。

 



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