2016年12月の東京国立博物館本館・総合文化展から1点。
重要文化財
《東北院職人歌合絵巻》
1巻
29.1×544.5cm
鎌倉時代・14世紀
東京国立博物館
建保2年(1214)の秋のころ、東北院(現:京都市左京区浄土寺にある時宗の寺院)の念仏会に参集した職人たちが、貴族にならって歌合をしたという設定で作られた歌合絵。
お題:「月」と「恋」
判者: 経師
職人たち:
左 右
医師 陰陽師
鍛冶 番匠
刀磨 鋳物師
巫女 博打
海人 賈人
各職人が2首ずつ詠って競う五番の歌合。
巫女vs博打
海人vs賈人
14世紀の巫女
14世紀の海人
五番歌合本には、この他に高松宮家本とアメリカ・フリア美術館本があるが、曼殊院に伝来した東博本が最も古い作例である。巻末の奥書などから、花園天皇(1348没)の収蔵を経ているとの推測がなされ、成立は作風からも14世紀前半とみられる。
東博を出て、不忍池を歩く。
写真を撮る。
この位置ではなかったようだ。
重文《不忍池図》
小田野直武筆
秋田県立近代美術館