東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

【最終日】東山御物の美(三井記念美術館)

2014年11月24日 | 展覧会(東洋・アジア美術)

東山御物の美-足利将軍家の至宝-
2014年10月4日~11月24日
三井記念美術館


 最後と思い、また訪問した。
 日本人にとって「中世以降の美の規範」であるらしい「東山御物」。
 一種の勉強。

 といっても、私が観る作品はかなり限定される。

No.13 国宝≪鶉図≫
(伝)李安忠筆 根津美術館
No.5 重文≪茉莉花図≫
(伝)趙昌筆 常盤山文庫
特別出品 ≪猫図≫ 
(伝)徽宗 個人蔵
No.4 ≪鴨図≫
(伝)徽宗筆 五島美術館
No.1 国宝≪桃鳩図≫
 徽宗(款)個人蔵
No.2 国宝≪夏景山水図≫
(伝)胡直夫筆 山梨・久遠寺
No.3 国宝≪秋景山水・冬景山水図≫
(伝)徽宗筆 京都・金地院


 上記が主に観た作品。
 つまり、ほとんど展示室4にいるということ。

 よって、展示室4限定となるが、混雑度合いというか観客数は、高度専門的(?)な展覧会なのだろう、前回(11/22)訪問時と比べ、それほど大きくは変わらない。
 ただし、熱心度合いは、間違いなく増している。

 ついに、閉館の案内が流れる。

 展示室4の他の作品の前にいた人の相当数が、一斉に≪桃鳩図≫に向かう。
 ≪桃鳩図≫前の人だかりが、膨れ上がる。
 多くの人が双眼鏡・単眼鏡で眺める。
 他の作品の前からはほとんど人が消える。


 この時点の展示室4の人気ベスト3

3位:国宝≪夏景山水図≫
2位:≪猫図≫
1位:国宝≪桃鳩図≫


 ≪桃鳩図≫は、構図も鳩の羽毛の色彩も好ましい。さらに10年振りの公開でもあるので、その人気ぶりは納得。
 ≪猫図≫の人気ぶりは?真ん丸真ん丸は面白いけど。これもめったに拝見できない作品なのだろうか。しかも、急遽決定の出品で、図録にも載らないしね。




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