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「カラヴァッジョ展2019-20」の出品作を改めて確認 & 案内チラシ画像

2019年12月26日 | カラヴァッジョ
   「カラヴァッジョ展2019-20」は、8-10月の札幌、10-12月の名古屋を経て、最後の巡回地となる大阪・あべのハルカス美術館にて本日(12/26)開幕する。
   公式サイトに掲載された大阪限りの出品作1点の急遽?の追加展示には驚いた。
   出品作については色々とあった本展、関係者の方はたいへんご苦労されたことと思います。こうして楽しめることに感謝します。
 
   ここでは、出品作について、認識している範囲で改めて整理する。
 
 
【札幌展】
 
8月7日    
   カラヴァッジョ2点(*)を含む計8点について、到着遅延のお知らせがなされる。
 
*《女占い師》(札幌限り)
*《瞑想するアッシジの聖フランチェスコ》(3会場共通)
 
8月10日
   カラヴァッジョ8点および周辺画家25点の計33点で開幕。   
   なお、この時点で上記到着遅延8点とは別に、所蔵者都合により出品取りやめとなった作品2点(*)があった模様。
   また、周辺画家1点が追加展示となったようだ。
 
*アルチンボルド《菜園家(野菜の諧謔)》 クレモナ、アラ・ポンツォーネ市立美術館   
*オラツィオ・ジェンティレスキ  《聖ヒエロニムスの悔悛》 トリノ、市立古典美術館マダマ宮   
 
9月2日    
   続報。状況進展なし。   
 
9月20日    
   未着作品の状況報告。展示可否につき近く最終判断する由。   
 
9月27日    
   到着遅延作品の展示断念のお知らせがなされる。   
 
10月14日  
   閉幕。    
 
 
 
 【名古屋展】   
 
10月26日
   開幕。
   カラヴァッジョ8点、周辺画家32点の計40点。
   到着遅延作品(札幌限りを除く7点)および出品取りやめ作品(2点)は、欠番扱い。
   周辺画家は、札幌展の1点に加え、名古屋展ではさらに7点、計8点の追加展示がなされる。
 
10月末から11月初旬頃
   出品リストを更新。掲載作品は同じだが、出品番号について、展示不可となる11作品(カラヴァッジョ3作品、周辺画家8作品)を除外したうえで、追加展示の周辺画家8作品を含めて1から採番し直している。
   また、図録の第2版を刊行。名古屋展以降は展示不可の作品は無かったことにする、という整理がなされたようで、第2版は、展示不可となる作品は除外され、追加展示作品を盛り込み、かつ第1版にあった正誤表の内容も反映した版であるようだ。
 
12月15日
   閉幕
 
 
 
【大阪展】
 
10月初旬頃    
   展覧会サイトから《ホロフェルネスの首を斬るユディト》の画像がいつの間にか消える。    
   この頃、10月5日から予定されていた前売券の販売を都合により延期する旨のお知らせがなされている。   
 
11月7日
   《ホロフェルネスの首を斬るユディト》および《瞑想するアッシジの聖フランチェスコ》の展示不可を発表。
   また、前売券を11月11日から販売すること、ハルカス美術館の3展セット券を購入した人で希望の人にはカラヴァッジョ展相当分の払戻しを行う旨お知らせ。
 
12月24日頃
   公式サイト更新、大阪展の出品リスト掲示。
   カラヴァッジョ《悲嘆に暮れるマグダラのマリア》が大阪限りで追加展示されることが公にされる。
 
12月26日
   開幕予定。
   カラヴァッジョ8点、周辺画家32点の計40点となる模様。周辺画家の作品は、名古屋展と変わりない。
   なお、カラヴァッジョ作品1点の追加展示により、再度出品番号を振り直している。もしかすると図録も、第2版+追加展示1点用別冊ではなく、第3版が刊行されているかもしれない。
 
 
 
【カラヴァッジョ作品の出品状況】
 
(札幌展) 
   予定 10点→実際8点 
(名古屋展)
   予定  9点→実際8点
(大阪展)   
   予定  9点→実際8点     
 
当初3会場で13点の出品予定であったカラヴァッジョ作品。     
3会場共通   7点     
札幌限り      2点     
名古屋限り   1点     
札幌・名古屋   1点     
大阪限り       2点       
 
《病めるバッカス》ボルゲーゼ美  
札:○、名:-、阪:- 
 
《女占い師》   カピトリーノ美   
札:展示断念、名:-、阪:-   
 
《リュート弾き》個人蔵    
札:○、名:○、阪:○
 
《メドゥーサの盾》個人蔵    
札:○、名:○、阪:-   
 
《ホロフェルネスの首を斬るユディト》バルベリーニ宮美    
札:-、名:-、阪:展示不可
 
《瞑想するアッシジの聖フランチェスコ》バルベリーニ宮美に寄託    
札:展示断念、名:展示不可、阪:展示不可
 
《執筆する聖ヒエロニムス》ボルゲーゼ美
札:-、名:-、阪:○
 
《法悦のマグダラのマリア》個人蔵    
札:○、名:○、阪:○
 
《聖アガピトゥスの殉教》司教区博物館、パストリーナ    
札:○、名:○、阪:○
 
《聖セバスティアヌス》個人蔵    
札:○、名:○、阪:○
 
《歯を抜く人》パラティーナ美    
札:○、名:○、阪:○
 
《洗礼者聖ヨハネ》ボルゲーゼ美    
札:○、名:○、阪:○ 
 
《ゴリアテの首を持つダヴィデ》ボルゲーゼ美    
札:-、名:○、阪:-     
 
《悲嘆に暮れるマグダラのマリア》個人蔵
札:-、名:-、阪:追加展示
 
 
最終的に、3会場で11点(▲3点、+1点)の出品となる。     
3会場共通   6点(▲1点)     
札幌限り      1点(▲1点)
名古屋限り   1点     
札幌・名古屋   1点     
大阪限り       2点 (▲1点、+1点)     
 
 
 
【各会場の案内チラシ】
 
札幌展 
2019年8月10日〜10月14日
北海道立近代美術館 (札幌市)

 

 

 

名古屋展
2019年10月26日〜12月15日
名古屋市美術館

 

 

大阪展
2019年12月26日〜20年2月16日 
あべのハルカス美術館(大阪市)

 

「幻のユディト」



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