東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

「バベルの塔」3DCG プロジェクション in 上野

2017年05月12日 | ボイマンス美術館展

「バベルの塔」3DCG プロジェクション&バーチャルコンサート
2017年5月12日
上野の森美術館 屋外壁面

 

   「バベルの塔」3DCG プロジェクション&バーチャルコンサートを見に、上野の森美術館へ行く。

 

   19:00と19:30の2回行なわれるが、19:00の1回目を見る。

 

   始まる前の壁面。

 


   まずは、「バーチャルコンサート」の指揮者を務める千住明氏の挨拶。挨拶終了とともに、上映スタート。

 

   冒頭の映像。

   実物より横幅が大きい。陸地も海も相当付け加えられている。縦も画面上部の空が多少プラスされている。偶然重なった上映会場の木の枝が映像にアクセントを加えている。ということはないか。

 

 

   流れる曲は、最初にグレゴリオ聖歌、そしてクラウディオ・モンテヴェルディ『倫理的・宗教的な森 - 7声のグローリア』。

 

   モンテヴェルディは、ブリューゲルと同時代の作曲家との説明だが、ブリューゲルは1569年没(於ブリュッセル)、モンテヴェルディは1567年生(於イタリア・クレモナ)と、重なっているのは2〜3年。ブリューゲルが亡くなったとき5歳であった長男と1歳であった次男と同世代である。

 

   バーチャルコンサートとあるとおり、生演奏ではなく録音。ただ、本イベントのために特別に収録されたもので、5月6日が収録日とのこと。1週間前だ。

 

部分拡大映像

 

 

   東京藝術大学COI拠点が制作したプロジェクション自体は、昨年10月18-20日に丸の内の丸ビルで上映されたものと同じとのこと。

 

   約15分の映像劇を楽しむ。縦60cm弱、横75cm弱の絵画がここまでのアップに耐えられるとは。
   「バベルの塔の雲」うちわをいただく。
   天気がもってよかった。

 

   なお、5月19日(金)より隔週金曜日の夜間開館時に、東京都美術館から東京藝術大学の「Study of BABEL」展の会場までの道を「バベルの塔」の明かりで照らし、上野公園内に光の道を創り出す、という「ヒカリのアートプロジェクト」が開催されるという。どんなものか見に行こうかな。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。