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命の選択~母編

2011-08-10 | 健康一般

さて、今日は母の事について書きます。

アルツハイマーが発症したのが83歳。
しかし、この時はまだまだ軽くデイサービスに行くのは
とても嫌がりました。
手芸好きで上手な母なので「手芸を教えに来て欲しいそうよ」と納得させ、通所サービスを受けていました。

草が伸びてくる事や部屋の散らかり、汚れがとっても嫌で家族が母がいないっと気がつくと外に出て
草むしり、雨の日も・・・暑い日も・・
これも認知症のせいだったのでしょうか。

そうこうしている内にある日、自分の粗相した便を
たまたまペーパーに包んで始末しようとしている所を
嫁に見られ、認知症が進んだ!と大騒動になり
しばらくショートに行く事になった。
私は・・・その時の母の気持ち、痛いほどわかりました。

一緒に暮らす家族に負担が増えていくのでそのまま特養に入所となった。
施設に行けば元気な顔を見せてくれ、いろいろな行事にも参加していた。

ある日、訪問したところ部屋に鍵が・・・

何これ???
トイレに行けやしない・・・

スタッフに尋ねると「足が浮腫むので寝てもらうため」
「他の部屋の人が尋ねてきて睡眠を妨げるから」

「トイレに行く時はどうするんですか?これは拘束では
ありませんか?」っとかなり詰め寄りました。
その夜、お詫びの電話がありました。

この施設は「臭い・汚い」・・・
外から来る人は皆、そう思っていたに違いない。

私は多くの特養や老健に出入りをしているのでよくわかるが古くてもそれなりの臭い対策はしている。
しかし、母がお世話になっていると思うと言いたい事はぐっと飲み込んだ。

ここ数ヶ月は笑う事が無かったが穏やかにしていたと思ったら急に怒る。
しかし、孫(ひ孫)を見ると笑みがこぼれていましったけ!

ご飯は食べたくない、要らない・・・私は栄養状態を気にしてカロリー食でプリンを作って
持っていったりもしました。
しかし、やはり食は細くなっていった様子です。

認知症のために「食べる事も忘れ、飲み込むことも忘れていっている」と看護師さんは言っていました。

そして、先日、胃ろうにしようと決断をしましたが実際の母の姿を見て、このまま静に・・・尊厳死かな~
心が揺らぎました。

本当に私達が命を決めてよいのだろうか・・悩みました。
「娘さんの返事一つで胃ろう手術もまだ止められますよ。
結局は弟の意見に沿う事に。。。

先日、無事「胃ろう」の手術も終わり流動食が少し入れられていると思います。

病床の母は・・・舌が上がり、言葉も出ません。
目が一生懸命しゃべっていました。

もうこのまま義母のようになってゆくのかもわかりません。
施設にいらっしゃる方のようになってゆくのかも。。

母を見舞った日、私は食事も喉を通りませんでした。
胃がキリキリ痛みました。
これから、母の希望であった100歳まで生き延びられるかな?
それは母自信が決める事かもしれません。
寿命をどうとらえるか・・
胃ろうをしたことは延命?尊厳生?

中には食欲を取り戻し、胃ろうを外され口から食べ物を食べておられるという事も聞いています。

どんな選択が一番良いのか!

最後に、私は子供たちを悩ませたり、私の命選択をさせないようにきちんと書き記して
おこうと思いました。

長駄文になりました。
最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。


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4 コメント

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こんばんは! (ブラちゃんへ)
2011-08-14 20:28:19
どのように年を重ねるか・・・
重ねた結果はどうなのか?
これからの私の課題のように思います。

母は胃ろうにしても内臓が弱っているので
どこまで生きられるかわかりません。

人生の終焉を自分で決めてくれると思っています。
穏やかに・・・・本当にそうですね。

ありがとうございます*^^*
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複雑な気持ち・・・ (ブラちゃん)
2011-08-13 17:25:08
正直、何と言ったよいか、
複雑な思いがします。

我が養母は、の施設に
入所し約4年になります。

昨年夏より食欲がおち、
食べ物を飲み込もうとしなくなり、
一時26㎏まで痩せ細り、年は
越せないだろう~と、皆が思ってました。
食事時に、高カロリーな飲み物さえ
口の中で2時間も含む状態でした。
でも、人間の生命力って不思議です。
何故か年を越し4月頃より何でも
パクパク食するようになって現在に
至ってます。
脳の回線が切れたのか繋がったのか
摩訶不思議としか、言いようがないです(笑)。
その人に授かった命の時間だけ、
神さまが生かして下さってるんですよ。

お母さまの毎日が、穏やかであるよう
願っていますね。暑い時期です。
我が身もご自愛下さいね(微笑)。
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知ってるよ~ (ケイちゃんへ)
2011-08-13 11:08:33
本当に気持ちが滅入ってしまうよ(苦笑)

実はと言えば・・・
施設の対応が悪いんだと思う!

寝かせっぱなし~
病変に気がつかない?知っていても見過ごし?

胃ろうになって目もしっかり開いているのなら
行事に出させて連れてゆくとか・・
それもない!
そこまで手が回らない?
そんなことは施設の怠慢だろう!
言いたい!!!
言えない!!!
家族ももっと行ってやれ!!
私も反省!
近くにいれば毎日でも行くのに・・・

これも母の運命かなぁ~

映画・・・見たいわ!

ありがとう!
ケイちゃんもお身体を大事にね!

なら出て行ってください・・・

そう言われたらおしまいだよね。
返信する
悲しいですね。 (ケイ)
2011-08-12 01:01:23
ぴあのんさん、私も今自宅介護をしているので、お気持ち良く分かります。

人の命を勝手に決められないですものね。
それを、どちらか判断しろ…と言われても迷うのが当たり前です。

お話を読んでて、私も遺言みたいなものを書いて置こうと思いました。

今月の27日から「神様のカルテ」という映画を嵐の櫻井翔くんがします。

まさに尊厳死の題材を元にした現役の医師が書いた作品です。
良かったら観に行ってみて下さい。

いろいろ心を悩まされて大変でしょうが、頑張って下さいね。

ぴあのんさん、自身のお体もご自愛下さい。
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