えっちゃん

知的障がいを持つえっちゃんの演奏です。

思うように指も曲がりません。

音符も読めません。

音符を書いた楽譜にひらがながふってあります。

そのひらがなを読みながら一生懸命弾きます。

ピアノは音楽療法に付随してくる訓練です。

歌を歌うことは言語を明瞭にするためと、語い数を増やすためです。

口を大きく開けることが出来ない時は、口の周りの筋肉を
ほぐしてあげます。

指が思うように動かない時は指を丁寧にマッサージをしてあげます。

足が思うように動かない時は一足を曲げたり延ばしたり、
トントンしたり動かす練習をします。

えっちゃんの身体や気持ちに合うようにピアノを弾いたり
音を鳴らしたりします。
時には重いけれど抱っこもします（笑）。
頬のつつきあいもします。
指相撲もします。

まだまだドの位置に指をさっと持ってゆくことは出来ません。
「教えて～」と目が訴えますが・・・
ちょっと厳しいぴあのん先生は顔を横に振ります。
いろんな音を弾いて、ドの音を探し当てた時のえっちゃんの笑顔が
とってもいいのです。

あったあった～これがドだ～
口に出しては言えませんが身体の動きや顔の表情でわかります。

えっちゃんが自分の大好きな曲が弾けるように～
これからも手助けをしてゆきたいぴあのんです。

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今日は心を静めるために弓を引いて来ました。

いつも心していることは

「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。
のちの矢を頼みて初めの矢になほざりの心あり。
毎度ただ得失なく、この一矢定むべしと思へ。 」徒然草より

一射、一射、心を込めて矢に気持ちを伝えました。
飛んで行け・飛んで行け～
全部飛んで行った気がします。

明日は歯科検診と音楽療法のコラボの日です。
また、いつもぴあのんに戻ってみなさんと一緒に楽しんできます。