いつも・心に音楽を・くちびるに歌を~♪ 自然を感じて!

音楽療法、音楽教室、障がいを持つ子供さんのピアノ指導、緩和在宅音楽療法、アマティーナ愛知弦楽合奏団

老人施設の音楽療法・おぼえ書

2007-06-27 | 音楽療法&療育
予定時間の30分前に行き、音楽療法の準備。

今までは会場に行けば既に準備が出来ており
参加者は座って始まるのを待っていたが
職員が変わってからは一緒に参加を促すようになった。

車椅子を押して会場まで連れて行ったり、
参加をしない人には直接声をかけに行ったりと・・・

この準備段階から直接かかわるのはどうしたものかと
思ったが、アプローチのための重要な事柄であると判断。
積極的に参加を促す。
そうすると、YES、NO、がはっきりし、入所者さんの声が
私に直接聞こえてくる気がする。

予定時間になり、
季節の挨拶
始まりの挨拶、
ショートの方がいらっしゃるので私の名を覚えてもらう。

私は誰でしょう~?という問いに「ピアニスト」と出たので
十八番の「エリーゼのために」を披露。
大拍手の中(???)次の段階へ。

この月の出来事から~階段を上がる様に話を進めていく。
今日は「くちなし」の花を持っていったので、香りをかいで貰いながら
「くちなしの花」をBGMピアノ演奏

そうするうちに、七夕飾りを持ってきていただいたので
天の川、織姫、彦星の話に移行~
この時、伴奏くんという機械で七夕さま」の音楽をBGMに流す。
そして一通り話題が出たので「七夕さま」を歌う。

次に声を出すための体操、潜在的に持っているリズム感を取り戻すために
ボディーアクションを取り入れ、リズムを身体で感じ取ってもらう。

手手手手・足足足足・頭頭頭頭・・・と4拍子の音楽に乗って
手を鳴らしていく。

次に「東京ラプソディー」を歌う!
私自身あまり良く知らなかったので、昨日猛練習。
やっと歌詞を見なくても歌えるようになった(反省)。
「銀座や東京」を地元の町名に変えてちょっと替え歌風に
歌ってみた。これは即興で考えた事・・(汗)

ここでしっとりと「月の砂漠」を歌ってもらう。
音を2度上げたり少しテンポを落としたり、様々な歌い方を
体感してもらう。

ちょっとしっとりしたので、元気を残して終わるために
「りんごの歌」を歌う。
いつもの元気がないので「太鼓」を使って調子取り、
おおお~皆さんの表情が豊かになってきた。

2度歌ってもらい、太鼓も参加者に叩いてもらう。
何分にも職員が参加者に付き添っているので、前に立って
指揮を取る者がいないのが残念。
この時、セラピストは・・
お一人お一人の間を回り、参加者の目線に腰を落とし、
声をかけてゆく。この時、目は力を持って、相手を見つめる事。
そして、一緒に手をつないで歌ったり、
そっと肩に手をかけて温かい温度を感じてもらうように歌う。

これがセラピストとクライエントの信頼関係や、親近感を
作って行くための私の手法である。

音楽をして楽しかった・・という余韻を残して終了。
この時、皆さんに、健康であって欲しいとアピールをし、
また、次も元気で会える様にと声を大きくして訴える。

ここ何週間で、私の前からいなくなってしまった人が何人かいます。
次も元気で会おう~この気持ちを持ってくださっていれば
きっと病気に負けないであろうという気持ちを託して
声を大きくして挨拶をして本日のセッションは終了。

「もう~終わったけ?」「まだ歌いたいな~」こんな声が
聞こえると、側によって行って個人的にミニセッション。

なかなかおいとま出来ないぴあのんでした。


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