昨日は、(老人施設)の音楽療育に行った。
いつも参加される皆さんに加え、時々参加される方が多かったが
いつもと違うメンバーが座っておられた。
徘徊の激しいAさんを上手に話しながら座ってもらい、音楽を始めた。
初めたころ、Aさんは激しく立ち歩いていたがそのうち、落ち着きを取り戻し
徐々に歌を歌ったり、手拍子が出来るようになった。
一人一人、手を取り、リンゴの歌を一緒に歌うと涙ぐんだりする人がいらっしゃる。
やはり、寂しさや昔のことを思い出してのことだろう。
徘徊をするAさんは、最後まで落ち着いて座っている事が出来た。
は~い、上出来ですよ、Aさん。
今日は、以前、歯科医師の検診団と一緒にお伺いをした通所授産施設に
音楽療育に行った。
此処はダウン症や、自閉など心や身体に障害を持つ人が通う施設です。
クッキーを作ったり(愛地球博に出品)、お菓子を作ったり、その収入で
利用者のお給料が出る。
第一回目は、11人のメンバーで行いました。
年齢は23歳から49歳と幅が広く、中には本当に障害を持つ人?
と見間違うくらい、しっかりと話す事が出来る人もいる。
一回目は、リズムや秋の歌を中心に行ってみた。
皆さんは私のやり方に慣れないので、戸惑っているように思えたが、
少しくらい出来ないことに対しては気にしないで、
あまり、細かく言わないようにしている。
出来ないから止める、かんたんにする・・・ではなく
最後までやりきると言うプロセスを大事にしたいというのが
私のセッションのやり方である。
目的意識を持って貰い、少しずつ大きくしていく。
そして、最後に達成感を感じて貰い、達成した喜びをみんなで分かち合う。
第一回目は緊張の中に終了。
私に慣れて下さることを期待しながら、頑張ってみようと思う。
それに「出来ないから止める、かんたんにする・・・ではなく、最後までやりきると言うプロセスを大事にしたい」という考え方には、一つ確固たる信念が感じられていいですね。
そちらの病院でもデイケアーが併設されているんですね。ほとんどの高齢者のかたは、
何らかの形で音楽を好まれます。琴の音に耳を傾ける・・とても良いと思いますよ。決して静かではありません、日本の楽器ですもの~心が平安になると思います。
skeleton-dr様
療育の様子が伝わって嬉しいです。セッションを行うには、セラピストの、それぞれの個性があります。まだまだ未熟者ですが、自分の個性を大事にし、これからもたくさんの経験を積み、皆さんにお会いして、勉強をさせて頂いてきます。