いつも・心に音楽を・くちびるに歌を~♪ 自然を感じて!

音楽療法、音楽教室、障がいを持つ子供さんのピアノ指導、緩和在宅音楽療法、アマティーナ愛知弦楽合奏団

音楽療育

2005-09-29 | 音楽療法&療育

昨日は、(老人施設)の音楽療育に行った。

いつも参加される皆さんに加え、時々参加される方が多かったが
いつもと違うメンバーが座っておられた。
徘徊の激しいAさんを上手に話しながら座ってもらい、音楽を始めた。

初めたころ、Aさんは激しく立ち歩いていたがそのうち、落ち着きを取り戻し
徐々に歌を歌ったり、手拍子が出来るようになった。

一人一人、手を取り、リンゴの歌を一緒に歌うと涙ぐんだりする人がいらっしゃる。
やはり、寂しさや昔のことを思い出してのことだろう。

徘徊をするAさんは、最後まで落ち着いて座っている事が出来た。
は~い、上出来ですよ、Aさん。

 今日は、以前、歯科医師の検診団と一緒にお伺いをした通所授産施設に
 音楽療育に行った。

此処はダウン症や、自閉など心や身体に障害を持つ人が通う施設です。

クッキーを作ったり(愛地球博に出品)、お菓子を作ったり、その収入で
利用者のお給料が出る。

第一回目は、11人のメンバーで行いました。

年齢は23歳から49歳と幅が広く、中には本当に障害を持つ人?
と見間違うくらい、しっかりと話す事が出来る人もいる。

一回目は、リズムや秋の歌を中心に行ってみた。
皆さんは私のやり方に慣れないので、戸惑っているように思えたが、
少しくらい出来ないことに対しては気にしないで、
あまり、細かく言わないようにしている。

出来ないから止める、かんたんにする・・・ではなく
最後までやりきると言うプロセスを大事にしたいというのが
私のセッションのやり方である。

目的意識を持って貰い、少しずつ大きくしていく。
そして、最後に達成感を感じて貰い、達成した喜びをみんなで分かち合う。

第一回目は緊張の中に終了。
私に慣れて下さることを期待しながら、頑張ってみようと思う。


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3 コメント

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目にうかびます (yuki)
2005-09-30 19:46:32
老人施設での様子は、ウチの病院のデイケアを思い浮かべながら読みました。認知症で職員がずっとついて病院中を歩いているお年よりがいました。きっとそういう症状のある人がぴあのんさんの音楽に心を傾けているのでしょうね。すごいですね。そういえば義母が入所している施設を訪ねた時に、みんなで琴の演奏を聴いていました。琴ではちょっと静か過ぎるかしら?
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すばらしい! (skeleton-dr)
2005-10-01 20:42:37
以前、教えていただいた音楽療法(療育)の様子が、わたしにもほとんど映像として浮かんでくるほどつたわってきました。

それに「出来ないから止める、かんたんにする・・・ではなく、最後までやりきると言うプロセスを大事にしたい」という考え方には、一つ確固たる信念が感じられていいですね。
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レスコメント (ぴあのん)
2005-10-01 22:36:51
yukiさんへ~

そちらの病院でもデイケアーが併設されているんですね。ほとんどの高齢者のかたは、

何らかの形で音楽を好まれます。琴の音に耳を傾ける・・とても良いと思いますよ。決して静かではありません、日本の楽器ですもの~心が平安になると思います。



skeleton-dr様

療育の様子が伝わって嬉しいです。セッションを行うには、セラピストの、それぞれの個性があります。まだまだ未熟者ですが、自分の個性を大事にし、これからもたくさんの経験を積み、皆さんにお会いして、勉強をさせて頂いてきます。
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