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人それぞれの痛み

2005-09-17 | 変形性股関節症
ネットを通して何人かの方の股関節の手術から経過等を読ませて頂いている。
痛みを我慢して我慢して、やっと手術に踏み切ったと言うところは
ほとんどと言って良いほど一緒である。

ある方のブログで学校にお勤めの先生のお話しを読んだ。

私も一人の学校の先生について記したい。

現在26歳になる息子が3年生の時に、
「お母さん~今度の先生は足が悪いんだって」と言って帰ってきた。
息子は、先生からなぜ足が悪いのかと聞いたらしい。
「お母さんと一緒だってぇ、僕もお母さんの足のこと話しをしたよ」

息子は自分の母と担任に共通点があることが何となく嬉しかったらしい。

担任と話をする機会あり、足の話しに話題がいった。

やはり、同じ病気で、私が受診した病院で自骨手術をされたそうだ。
しかし、今、術後3年で少しずつ悪くなってきて、「今は痛いのですよ」
とおっしゃっていた。

そう言えば杖は突いていらっしゃらなかった記憶がある。

小学校の教師は何もかも全てをやらなくてはならないので、ハードだ。
いくら、教頭や校長がいるからといって、しょっちゅうお世話に
なるわけにはいかない。

K先生は術後半年間、休職をなさり、片松葉で復職。
毎日職場までご主人の運転する車で通勤。

職場でのいろいろな事にノイローゼになったことも伺った。

息子達のクラスは良くまとまっていて、いつも先生を助けていた。
3年生というギャングエイジな年齢ではであるけれど、今思えばほんとに
頑張っていた。4年生もK先生が担任して下さり、2年間、足が悪くても、
遠足、運動会と他の教師に見劣りする事もないほど、
頑張られた先生であった。

しかし、先生の歩行は確実に大きく傾いてきている。
その後、K先生は7年間勤務していらして、転任なさった。

その後のお手紙で、平成13年、右人工関節全置換、
平成14年に左人工関節全置換されたことを伺った。

今、K先生は両足人工関節の障碍を抱えながらも、小学校の教頭として勤務。

学校の教師にかかわらず、職を持つ人はいろいろな困難を乗り越えてきている。
看護師、教師、医師、会社員・・・私の周りには本当にいろいろな職種の
方が股関節手術の壁を乗り越えて、職場で羽ばたいていらっしゃる。

勿論、職業をどうしても変えねばならない人もいるだろう。
転職することは並大抵ではない。

私自身も早く仕事復帰をしたかった事もあり、自骨から人工への道を選択した。
理由はこればかりでは無いが・・

みなさん、脚をいたわりながら、痛みとさようならの生活を送っている。

いつか来る再置換の不安にもめげずに、
私は、今を精一杯、自分らしく生きようとしている。

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2 コメント

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yukiさんへ (ぴあのん)
2005-09-18 22:22:24
誰でも、不足はあるとお思います。私なんて不足だらけ。人の振り見てわが身を直せ・・いつもこうですよ。ほんと、人間性ですね。

お隣のご夫婦はいろんな先生のお一人かな?
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人間性 (yuki)
2005-09-18 01:45:08
私は自分には不足気味の人間性を教師に求めているかも知れないです。病気を持っていても、先生の一生懸命な気持ちが伝わってくる事で、逆に良い影響をするのでしょうね。だって先生を助けることで、クラスがまとまるなんてステキです。これもK先生の人間性が素晴らしいからですよね。

実は我が家の直ぐお隣さんは夫婦で小学校教師です。でもなんか変なんです。先生にも色々な人がいるなあと思い知らされる事がたびたびで疲れてしまうのです。
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