この生徒が教室に来てすでに6年になろうとしています。
重度の自閉症です。
ピアノや歌のレッスン+音楽療法をしていますが、
そろそろ音符を教えてあげたいと思い、少しずつ教え始めました。
やっと、ト音記号「どれみふぁそ」ヘ音記号「どしらそふぁ」が読めるようになりました。
しかし、レッスン中にいらいらしてくると、ピアノをバンバン叩く事を
覚えてしまいました。
ピアノの上に欲しいものが乗っているとグランドピアノによじ登って取りに行くことも・・・
そんな時は私は凄く叱ります。お尻ぴんぴんです!
本当はそんなことをしてはいけないのですが、危険とルールを教えるためにあえて手を上げます。
他の生徒の保護者はきっと何たる先生だと思うかもしれませんね。
しかし、こういう事を許される事と通していくことは、この生徒が自立をしなければならなくなった時、社会に出なければいけなくなった時とても困ります。
あえてそういう部分は保護者との意見一致で、厳しく対応していっています。
しかし、ピアノをとっても上手に弾いた時やリズムや音感が素晴らしく
良いときは私の身体で思い切り包んで上げるのです。
落ち着きのないときは膝枕で歌を歌ってやったり、手を握ってさすってやったり
ともかく彼女の身体に触れるようにする事にしています。
ですから、私に叱られても、この生徒との関係が壊れることはありません。
信頼関係がしっかり出来ていれば、私が手を上げても、離れてはいきません。
生徒は、レッスンで弾けなかったりわからなかったりすると手を噛むという行為を繰り返します。
この行為を「自傷行為」と呼んでいます。
生徒は、この自傷行為が強いので噛んだときは、すぐ手を取って「痛いよ~手が泣いているよ~
ほら~真っ赤になって跡がついたよ。
この手にごめんなさいって誤ろうね~」「痛かったね~痛かったね~」と言って手を見せます。
そうすると素直に「ごめんなさい」と言う言葉が出てくるのです。
「そうだね~痛かったね~」と言って手をさすりながら、ハンドクリームを
つけてあげます。
先週も自傷行為が出ました。
しかし、噛んだ後、自分でハンドクリームを持ってきて「つけて」と言うのです。
今度から噛んじゃだめね~と言いながら手にクリームをすりすり。
そんなときの生徒の表情は自傷行為をしている時とはまったく違う平安な顔をしています。
自分の思いが届いていない悲しさを、イライラを自傷と言う行為で収めるのです。
クリームをつけた後、自分の大好きなブリュクミューラーの曲集を何十冊もある
本棚から見つけてきて、これを弾いて~あれを弾いて~
私は彼女の要求どおりに弾いてやることにしています。
太鼓を叩いたり、音楽にあわせてバランスボールを叩いたり~
これが彼女とのレッスンの40分!
音感、リズム感がとっても良い彼女に何とかピアノが弾けると言う自信をつけてあげたい。
週一回のレッスンでは・・・と思う時がありますが、家族の負担を考えると増やすことも出来ません。
今年の4月は中学生です。
私が出来ること~それは彼女と一緒に音楽は楽しいねぇ~
っという事を一緒に分かち合っていくこと、
そして彼女が成人して社会に出るまでずっと見守っていくことです。
重度の自閉症です。
ピアノや歌のレッスン+音楽療法をしていますが、
そろそろ音符を教えてあげたいと思い、少しずつ教え始めました。
やっと、ト音記号「どれみふぁそ」ヘ音記号「どしらそふぁ」が読めるようになりました。
しかし、レッスン中にいらいらしてくると、ピアノをバンバン叩く事を
覚えてしまいました。
ピアノの上に欲しいものが乗っているとグランドピアノによじ登って取りに行くことも・・・
そんな時は私は凄く叱ります。お尻ぴんぴんです!
本当はそんなことをしてはいけないのですが、危険とルールを教えるためにあえて手を上げます。
他の生徒の保護者はきっと何たる先生だと思うかもしれませんね。
しかし、こういう事を許される事と通していくことは、この生徒が自立をしなければならなくなった時、社会に出なければいけなくなった時とても困ります。
あえてそういう部分は保護者との意見一致で、厳しく対応していっています。
しかし、ピアノをとっても上手に弾いた時やリズムや音感が素晴らしく
良いときは私の身体で思い切り包んで上げるのです。
落ち着きのないときは膝枕で歌を歌ってやったり、手を握ってさすってやったり
ともかく彼女の身体に触れるようにする事にしています。
ですから、私に叱られても、この生徒との関係が壊れることはありません。
信頼関係がしっかり出来ていれば、私が手を上げても、離れてはいきません。
生徒は、レッスンで弾けなかったりわからなかったりすると手を噛むという行為を繰り返します。
この行為を「自傷行為」と呼んでいます。
生徒は、この自傷行為が強いので噛んだときは、すぐ手を取って「痛いよ~手が泣いているよ~
ほら~真っ赤になって跡がついたよ。
この手にごめんなさいって誤ろうね~」「痛かったね~痛かったね~」と言って手を見せます。
そうすると素直に「ごめんなさい」と言う言葉が出てくるのです。
「そうだね~痛かったね~」と言って手をさすりながら、ハンドクリームを
つけてあげます。
先週も自傷行為が出ました。
しかし、噛んだ後、自分でハンドクリームを持ってきて「つけて」と言うのです。
今度から噛んじゃだめね~と言いながら手にクリームをすりすり。
そんなときの生徒の表情は自傷行為をしている時とはまったく違う平安な顔をしています。
自分の思いが届いていない悲しさを、イライラを自傷と言う行為で収めるのです。
クリームをつけた後、自分の大好きなブリュクミューラーの曲集を何十冊もある
本棚から見つけてきて、これを弾いて~あれを弾いて~
私は彼女の要求どおりに弾いてやることにしています。
太鼓を叩いたり、音楽にあわせてバランスボールを叩いたり~
これが彼女とのレッスンの40分!
音感、リズム感がとっても良い彼女に何とかピアノが弾けると言う自信をつけてあげたい。
週一回のレッスンでは・・・と思う時がありますが、家族の負担を考えると増やすことも出来ません。
今年の4月は中学生です。
私が出来ること~それは彼女と一緒に音楽は楽しいねぇ~
っという事を一緒に分かち合っていくこと、
そして彼女が成人して社会に出るまでずっと見守っていくことです。
僕は、自閉症の方とはまだ接点を持ったことはありませんが、ぴあのんさんの接し方よく覚えておきます。
厳しく指導し、かつ、やさしく包み込む。そうしながら音楽のすばらしさを教えていく。僕も、人の役にたつ何かを築き上げていけたらと思います。
ブログの表紙が、春模様に変わったんですね
もう春がそこまで来ているのでしょうか
自傷行為を行う子供さんを教えるというのは、本当に難しいことだと思います。ぴあのんさんの気持ちがきっと子供たちに届いていると思います~
ミ(`w´彡)
私も結構障害を持った子に好かれますが、
お話しするくらいで、深く関った事がありません。
どんな方とも信頼関係が一番ですね。
根底に信頼と愛情があれば~~~
このブログまた読み返します。
この女の子、ぴあのんさんに巡り会えて幸せですね
アメリカで自閉症の治療にHgの排泄で効果があったと何処かで読みました。
脳のHgが多いのかな?
胎盤を通って脳に蓄積されています。
ぴあのんさんは自閉症の子も教えておられるのですね体罰に関しては全く同意見です。障害があろうがなかろうが、悪い事は悪いと教えなくてはいけませんよね。ただ残念な事に自閉症児は問題行動と体罰が結びつかず、同じ事を繰り返します。問題行動をしようとするその瞬間の罰が効果的みたいですが、中々難しいです。自傷行為・・うちの娘にも小さい頃ありましたよ胸を引っ掻いていました。自閉症児は感覚に色々問題があり、自傷は触覚が鈍いからですね。
生徒さん、今度中学という事は、小学校に上がる頃からピアノを習われているのですね。うちの娘と大体同じ時期です。是非これからもずっと頑張られる事を祈っています。そしていつの日かうちの娘と一緒に演奏する機会があれば素敵ですね
ここに書かれている生徒さん、ぴあのんちゃんに指導してもらえて幸せですね。
信頼関係は、とても大切なことですよね。。。
これからも、頑張って下さいね。
「保護者との意見一致で、厳しく対応」
親御さんはさぞかし、ぴあのんちゃんに
感謝していると、思いますよ。
今の、時代なかなかここまで身体張って
指導してくれたり、叱ってくれる先生はいません。
もちろん、この子の将来、ピアノ以外でも
ぴあのんちゃんといた時間がどれほど
役立つことでしょうね。ぴあのん先生が
見守ってくれて幸せな子ですね。
音楽療法の勉強をしてみようと思いました。
彼女のおかげで今があると思っています。
とーそんさまもそういう気持ちを持っていただける
ことにぴあのんは喜んでいます。
ありがとう!
本当は寒い冬が好きなのですが、今年はなぜか
気持ちが上調子~
それに、庭には目白がいっぱい飛んで来ていたので
やっぱりこの壁紙かな~と思って先取りです!
気持ち~通じていると良いなぁ~
迷ったときもありました。
でも、迷いはすぐに通じてしまいました。
迷ってはいけないのですね~。
胎盤を通って脳に蓄積?
では、母親の摂取したHgが子の脳に?
Hgは水銀ですよね~
どうやって体内に入っていくんでしょうか?