5月18日(木)石商中里視察研修へと行ってきました。
総勢15名の研修です。
当社8時20分に出発し、八ツ場ダムへと向かいます。
道の駅 八ツ場ふるさと館に到着し、工事現場視察用のバスに乗り換えます。
まず不動大橋から工事現場を見渡しながら説明を受けました。
数年後にはこの風景も水の中へと沈んでしまいます。
住んでいた方々も代替地へ移っています。
河原湯温泉街もダムに沈んでしまいます。代替地で新しい温泉宿も幾つも建っていました。
骨材プラントへ向かう為に、まだ工事中の大柏木トンネルを抜けていきます。
全長3キロあり、まだ壁や路面も仕上がっていません。
骨材プラントから延びるベルトコンベアーが続いています。
約全長10キロあり、ダム本体工事へと繋がっています。
骨材プラント。
コンクリートの材料はセメントに砂、砂利等の骨材ですので、
地元で取れるものは、地元から。地産地消です。
大柏木トンネル通って代替地にある「なるほど!やんば資料館」に移動。
八ツ場ダム建設の歴史、背景、目的、進捗など説明を受けました。
昭和27年八ツ場ダムの調査に着手。昭和45年建設事業着手。平成28年ダム本体のコンクリート打設開始。
平成31年完成予定。
ダム本体の工事現場。
ダム高さ116m、幅290.8m、体積100万立法m。
上から見ると、工事車両がトミカのおもちゃのようです。
多くの人がダム工事に携わっています。
橋の数m下まで水がたまります。
八ツ場ダム視察の後は、浅間酒造観光センターで昼食を取り、
嬬恋郷土資料館、鎌原観音堂の見学です。
天明3年(1783)の浅間山大噴火によって埋没した鎌原村から発掘された品々が展示され、
ボランティアガイドさんによる説明を受けました。
小学生以来の来館です。
浅間山大噴火が起因して、利根川に土石ながれが発生し、東京まで達しました。
その供養碑が各地にあるそうですが、東京柴又帝釈天にもあるそうです。
資料館裏手にある観音堂。
この観音堂の石階段は実際にはもっとあったのですが、大噴火の土石ながれによって、
現在では15段だけになっている。
この観音堂に境内にたどり着いた人は助かり、階段途中で土石ながれに飲まれてしまった人もいて、
埋まってしまった階段を発掘したら2人の遺骨が見つかったのは、有名な話です。
現在で、8月5日には供養祭が行われています。
資料館を後にして、軽井沢ショッピングモールに寄って帰社しました。
意外と忘れてしまっている歴史にも触れ、有意義な視察研修となりました。
お疲れ様でした。