今月号が送られてきました。
偉人に学ぶは、最後の会津藩主松平容保公。
明治新政府によって逆賊の汚名をきせられながら、最後まで義を貫いた藩主です。
人の評価は敵か味方かによって大きく分かれるところだが、江戸時代、義を貫いた忠臣蔵がもてはやされ、幕末に義を貫いた会津藩の評価が低いのは時の政府の思惑が込められているのだと思う。
空手の専門誌にあって私の記事が記載されるのは同じ空手家としての考え方が、共感される人もいるのではないかとも思っている。
また空手誌としては技術ばかりを掲載するのではなくて、空手に取り組んでいる人の目的や考えなど多方面に紹介するのも一つの役目ではないかとも思っている。
突き詰めていくと禅にも通じるのだろうか、「剣禅一如」を「拳禅一如」と現した空手の大家もいた。
私など禅には全くの素人なので及ぶべくもないが、何がしらの参考にはなるのではないだろうかね。
毎月多くの偉人を紹介しながら私も参考にしている。
10月の終わり會津を訪ねて容保公の墓前に行ったのだが、水桶を持った人とすれ違い会釈をしたのだが、墓前には新しい花が供えられていた。すれ違った人が供えたのは間違いない。
このような人に支えられて今に至っているのであろう。私も丁寧にお参りさせていただいてきた。
そのほかに型の紹介でピンアン五段が紹介されているが、流派が違うと解釈も違ってくる、参考にはいいかもしれない。
私が習った50年前は、空手ブーム前で沖縄空手を踏襲していたので、日本に伝わって広まった型とは、呼び名も解釈も違うところが多いが、それはそれとして覚えればいいかと思っている。