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女子柔道男性主導を抑え込み

2024-10-14 11:56:50 | 時事川柳

10月10日の記事からです。

全日本柔道連盟(全柔連)は9日、オンラインで理事会を開き、2004年アテネ五輪女子78㌔超級覇者の塚田真希さんを日本女子監督に決めました。2013年に女子代表で当時の男性監督とコーチによる暴力指導問題が明るみに出ると、待望論は高まる一方でしたが、10年以上を要して長年の課題だった女性監督が実現しました。

全柔連の23年度会員登録者のうち、女子は約2割にとどまっており男性主導の色合いは依然として濃く、全柔連の理事や女子代表のコーチには女性の起用がありましたが、監督への道は険しいものがありました。

女子柔道でパイオニア的存在の山口香さんは「活躍ぶりを見れば候補になる人材はいたのに、監督だけは『まだ早い』と言われ続けた」と述懐し、選手、指導者の両方で実績を重ねた塚田監督は文句なしの選出で「今後も女子代表は女性に任せてもらえるよう、成功してほしい」と願っています。

塚田さんは、全日本女子選手権で史上最多の9連覇を記録し、アテネの金に続く08北京オリンピックでは銀メダルでしたし、引退後は日本女子重量級コーチを経験し現在は東海大女子監督を務めています。

これらの実績が、『まだ早い』の声を抑え込んで一本勝ちした。そのようなイメージです。

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