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1/24 山岳ガイド
2日目、いよいよ本格的に「カオルとガンガンオフピステinツエルマット」が始まる。ある意味昨日が最高の「カオルとツエルマット」だったかもしれないけど・・・
我ら12人に山岳ガイド2名をお願いしてある。9AMにスネガ駅の前で初顔合わせ。そして2300Mへと向かう。
天候は雪、気温は低くマイナス16℃、雪質は最高である。
グループをガイド・コートと滑るA班とガイド・ハービーと滑るB班に編成する。
A班の通訳には今年もくっしーにお願いすることになった、今年もありがとう。 &ヤン様、辰巳さん後ろからの皆の手助けありがとうございます。
B班は通訳とテールガイドはもちろんおれの役目。今回もかな~~り役目に徹していたと思っているのは自分だけでしょうか?
コートとハービーには「皆GOOD スキーヤーでオフピステが大好きだからガンガン連れて行ってくれ」とお願いする。なんといっても今回のツアータイトルは「カオルとガンガンオフピステツエルマット」だから。
先ずは両班、軽くツリーランから始まりそこからリフトを乗り継ぎ3000Mを超える。この旅のキーワード「鼻毛センサー」が敏感に作動し、異常な寒さに警報を鳴らしている。
ガイドのハービー(B班)は山岳ガイド歴21年目の超ベテランガイド。ツエルマットは彼の庭、マッターホルンにもこれまで350回以上登っているという。スゴイのひと言である。ちなみに2003年千葉支店長がマッターホルンに登頂した時に組んでいたガイドでもある。「オハヨウゴザイマス」と日本語で挨拶してくれるように親日家であり、よく笑い冗談も言うちゃめっ気のあるガイドである。語尾に「Haa!!?」と大きくつけるのが最も特徴的で「Are you Grup leader,haa!!?」とこんな感じである。「Haa!!?」だけがやたらと耳に残る。
今日のB班のメンバーは「ただいま急成長中とりちゃん」「眠れる秘密兵器くみどん」「驚異の体力中谷さん」「女性ヘルメッターじぇみぃ」「隊長平井さん」そしてカオルの6名。基本的には「A班は速い人が多いから~」とB班に集まってきたわけだけど、実はハービーのペースも速い。 ハービーが滑り出すと「見失わないように早く、早く」とカオルがあおり立てるので休憩もほとんどなく深雪へ進み続ける。
ここへきて「眠れる秘密兵器くみどん」の調子が上がってくる。ハービーのすぐ後ろをあおるようにガンガンついて行く。レンタルスキー「ZAC」もくみどんに合っていたようだ、とても楽しそうに滑っていると思った瞬間くみどんが雪をかぶった岩にモロにぶつかり転んで動かなくなる。 すぐにくみどんにかけつけハービーにとまるように言う。 くみどんはかなりビックリしているが意識はしっかりしている、顔や頭は打っていない。胸を強くぶつけたらしいが手も足も大丈夫。ゆっくりして、しっかり深呼吸して、うん、大丈夫。
9:30AMから滑り始めた今日のランチタイムは12:30。フルアルプ(2700M)というレストランでの昼食となるが、2.5年前スイス駐在時に支店長の千葉さんと来たレストランだ。パスタ、スープ,ソーセージ、何を食べても美味しい。 おれは代表的な料理”ロシティ”を選ぶ。
レストラン「フルアルプ」でA班、B班合流して食事を始める。お互いのガイドさんやコース、雪質について話す。この時みんなは最高の笑顔をしている。うん、みんないい笑顔だ。この笑顔を見れることがおれの最高の幸せである。
食事が終わり午後からの滑走ではしんちゃんがB班に加わり、平井さんは下山を始める。
しんちゃんは今回のメンバー中最年少で体力もありスキーも上手なのだが、昨晩シャワー中に浴槽で転倒、アバラをやったらしく笑ったり、大きく息を吸うとひどく痛いらしい。大丈夫か?
午後のガイドもたっぷり深雪を滑らせてくれた。B班は女子が多くまだ深雪の扱いに困っているのかおっかなびっくり滑っている感じもする、するとガイドのハービーから「手をもっと前に出して頭の位置をもっと良くしてスキーの前部にプレッシャーをかけてコントロールすれば大丈夫」とアドバイスをもらう。
スネガ方面を滑っていたおかげでホテルアローエットまで滑り降りて行くことができる。町へ帰る途中でA班と合流して皆でホテルまで帰ることができた。
コートとハービーと明日の集合時間、場所の確認と2人にお土産の金箔入り酒があることを告げて別れた。また明日。
あーよく滑った、ホント深雪三昧の一日だった。
今日は平井邸で夕ご飯ということ、おいしいパスタを用意してくれるというのでとても楽しみ。
スキーガイドが終わったらツエルマットオフィスへ。
これが過去2回の「カオルツアー」と大きく違うところだ。いつもならみんなとそのままホテルへ戻り、じゃんけんでシャワーの順番を決め、プシュッっとビールを飲み始める、「サイコー」とひと言。
そして平井さんから「これ仕事じゃねーだろ」とツッコミが入るのがお約束。
だけどここはツエルマット、オフィスがあるツエルマット。必ずオフィスへ寄ります、一日の報告と情報交換、そしてお手伝い。
7PMにオフィスの営業時間は終わるが、スギオさんは必ず残業。それでも仕事が終わればオフィスの2階の女子寮で夕食が待っている。今日の献立は炊き込みご飯とシューマイとスープ。 おれもちょっとご馳走になりながらみんなとの再会を喜ぶ。いいなあこの時間も。
さ、平井邸に行こう。