もう2週間経ったけどこの映像見ると鳥肌立つし、笑顔になれる。
このゴールはほんと神業だよね。
ワールドカップ優勝国 ニッポン すごいぞこの響き
エヴェク峠
4月21日(火) --- Day07
オートルート第四日目 ベルトール屋 ⇒ ビニエット小屋
<エヴェク峠 3382メートルにて>
10:20 エヴェク峠(3382メートル)到着。
さあ、こっからはご褒美のパウダースキーだ。
早朝パウダーも良かったけど、体が十分に温まってからのスキー楽しい。
Collon(コロン)氷河を爆走する!!
やっぱ滑るなら3000メートル以上だね、きもちいい~~
<SJ氏(仮名)パウダー激走中>
11:00 3020メートルまで滑り降りてきた。
アンドレは最初、今晩宿泊のビニエット小屋(3160メートル)にバックパックを置いてピンダローラ(3790メートル)へ滑りに行こうと予定していたが、小屋へ行くとやはり時間を大きくロスするのでこのままピンダローラ(3790メートル)へ行くことにする。
さあ、770メートルの標高差だ、登るぞ(気合)!
<さあ、もうひと登りだ>
今日はもう2度も3000メートル超えの超美味パウダーをご馳走になっている。
3000メートルの雪はとってもいいんだけど、3000メートル超えての登りはキツいんだよね、ほんとに。
でもここから2時間半だって言うし、がんばっちゃいましょーか。
<山岳人ご用達のソーゼージを食べる、やっぱ肉はパワーだね!>
11:45 背負っている大きなバックパックを置いていくことにする(3255メートル)。
財布とパスポートは万一に備えてバックパックから抜いて持って行かなくちゃ。
背中も軽くなったしクランポンを装着してもういっちょ頑張りますか!!
おぉっ、あそこに見えているのが今晩宿泊するビニエット小屋(3160メートル)だね。
<背中の重い荷物もなくなったし、一気に行くぜっ!>
12:00 またまた信じられない出来事がカオルを襲う!!
カオルの後ろを歩いていた王様(仮名)から「クランポン外れてるよ」と声を掛けられる。
マジでー?、デジマー??、マジデジマー???
素人じゃあるまいし歩いている間にクランポン外れるかぁ?
あーどーしたんだNAXO? あー恥ずかしい(赤面)。
しかし今回はよく失くしもの、落としもの、アクシデントに遭遇するよ。
1日目 買ったばかりのスプリンググローブ。
2日目 シールの止め金具。
3日目 スキーストックのリング。
4日目 クランポン外れる(紛失してはいない)。
明日は一体何を失くすんだ?
どうも。
久しぶりに New をアップします。
きっぱっつぁんの言葉がありにも良かったので。
金八「不幸の道を歩きながらラッキーに恵まれている。」
これヤバイよ。
ああ、苦行
4月21日(火) --- Day07
オートルート第四日目 ベルトール屋 ⇒ ビニエット小屋
6:45 今日は滑降からスタート(3250メートル)。
Bertol(ベルトール)氷河の大滑降から始まる。
3200メートルの雪はいいなぁ~
昨晩ちらちら舞ってくれた雪もいいかんじでパウダーだ。
ベルトール氷河を滑り降りてゆく、サイコー!
<やっぱスキーは滑るものだぜ~~っ!>
途中、すんげーやらしい細道があって、スピード押さえ滑んなくちゃいけないし、雪面はガタガタだして大腿がひきちぎれるかと思った、まあ無傷で抜けたけどあれは相当気合と筋肉が必要だよ。
7:35 シールON、さあ、今日もがっつり登るよ(2600メートル)。
Mt.Collon(モンコロン)3636メートルを巻くように歩き滑る一日だ。
先ずはエヴェク峠(3382メートル)を目指して、オート(Haut)氷河を登る。
<今日も6時間の登りが始まった>
8:40 最初の休憩(2905メートル)。
連日の疲れもあるけどまだ3000メートルいってないからまだ余裕はあるよね。
9:35 2回目の休憩(3195メートル)。
やっぱ3000メートル超えるとね、いろいろと思うところがるよ。
装備が間違っている。
<装備失敗の図 モデル:カオル>
カオルの装備はウィスラー仕様だった。
2000メートルくらいを登ったり滑ったりするにはいいかもしんないけど、ヨーロッパ・オートルートには向いていない。
とにかく重い。
ブーツが重い、バックパックが重い、スキーが重い、シールが重い、スキーパンツ&ジャケットが重い、毛布みたいなアンダーウエアが重い、水筒が重い、ひとつひとつはなんでもないことなんだけどこれが積み重なって、数日続くと大きな違いとなってくる。
装備は大事だよ、ホントに。
<3000メートルを超えてもぜんぜん大丈夫、元気なCANちゃん(仮名)>
9:35 3195メートル、ここからはクランポンを付けて登る。
そろそろ疲れも出始めたけどまだイケる、大丈夫。
今日も予定より大幅にいいペースで進めているので、ビニエット小屋から更に登りPigne d’Arolla(ピンダローラ)のピークハントをすることにする。
ピンダローラは3790メートルで富士山(3776メートル)よりも高い、心が躍る。
ビニエット小屋へ
4月21日(火) --- Day07
オートルート第四日目 ベルトール屋 ⇒ ビニエット小屋
<朝食です、もりもりたべます>
5:15 起床。
どーしても出発前に(大)をしておきたかったので早起きして備えることに。
ヘッドランプを付けて穴ぐらのような寝床を抜け出す。
食堂へ行き林檎と水を口にしながら出発準備を始める。
S.J.氏(仮名)が朝焼けの写真を撮りに現れる。
林檎と水の効果もあっていいカンジになってくる、トイレに行こう。
ん? ひとり中にいるみたいだね。待っている時間に更にいいカンジに。
スッキリとして食堂へ戻るとアンドレも来ている、みんな早起きだね。
<2000年になおさん(仮名)、あやさん(仮名)に教えてもらった美味しいやつ>
6:00 朝ごはんだ。
オートミールもあるけどもういいや、やっぱ口に合わない。
今日は大好物のナテラがあるのでこれをたっぷり塗ったパンを数枚食べる。
6:30 朝食も済ませて、忘れ物に気を付けて、さあ出発だ!
<こんな崖を渡らなくては滑り始めることができない>
この断崖絶壁にあるベルトール小屋からの脱出から始まるんだけど、昨日登って来たハシゴやらを降りるんだけど、登るより下るほうが確実に怖くて危ねえ。
上がる時もそうだったけどカオルのブーツはプラスチックブーツでつるんつるんだから滑る滑る。
他のメンバーのはちゃんと山ブーツだからしっかりとゴム底なんだよ。
みんながスイスイ行くような岩の上なんてマジでめちゃめちゃ怖いよ。
<王様(仮名)はスイスイ~と下りてくる>
1回なんか固定ザイルにしっかりしがみついて岩の上を歩いてたらスコンって滑って腕だけで残ったことがあったからね。
後ろから見てた王様(仮名)は笑ったけどマジで危なかったよ。
まあ慎重に慎重に下りてなんとか15分掛けて降り切る(6:45)。
今日の予定
ベルトール小屋(3250メートル) → エヴェク峠(3382メートル)→ ピンダローラ(3790メートル)→ ビニエット小屋(3160メートル)
<今日も快晴だ>
ベルトール小屋前(3250メートル)
4月20日(月) --- Day06
オートルート第三日目 ショーンビエール小屋 ⇒ ベルトール小屋
ベルトール小屋前(3311メートル)について
<とにかくこんな断崖絶壁に建ててある>
<急登のハシゴやザイルと使って小屋へ入る、スキーは小屋へは持っていかない、小屋下で鍵を掛けておく>
基本情報
サンダル :あり(無料)
トイレ :あり(無料)
お水 :あり(有料)
行動食 :購入可能
シャワー :なし
コンセント:なし
インターネット環境:なし
(2010年4月情報)
<濡れたブーツなんかはこの乾燥室で乾かす>
<サンダルは無料貸し出しがある>
<食堂はやっぱり憩いの場>
<ランチに食べたコンソメスープが激うま。シンプルなんだけど最高!リベラも一緒にね>
<宿帳があったのでばっちり日本語で書き込んできた、小屋に行ったらチェックしてね>
<夕食はやっぱり3コース、まずスープから>
<事実上、食べ放題のパスタ。これも旨かった。>
<デザートのチョコレートムースとお紅茶>
<寝室は2階建てベッド。寝具は清潔で臭わない。>
ね、王様(仮名)寝具は清潔で臭くなんて全然ないよね?
3日目も無事に、、
4月20日(月) --- Day06
オートルート第三日目 ショーンビエール小屋 ⇒ ベルトール小屋前
<カオルと山岳ガイド・アンドレ>
18:00 夕食です。
ベルトール小屋の食事も美味しかった。
スープに、パスタに、チョコレートムース。
山小屋なのに必ずデザートまであるんだからホントすごいよ、ヨーロッパは。
みんなの笑い声の絶えない楽しい夕食時間が続く。
<今日のメインのパスタも美味しかった>
21:00 今日はしっかりと身体を休めてあげたいので9pmで寝ることにする。
この小屋も3311メートルなんて高所にあるから今晩はノンアルコールにしておく。
明日はスキー&クライミング。
また6時間の長い一日になるけど、今晩は雪もちらちら降っているし楽しい一日になりそうだ。
おやすみなさい。
いい夢見ろよ。
今日の反省点
・出発準備がクライアントより遅かった。
・小屋に危うくシールを忘れるところだった。
・ストックのリングが無くなった、予備の携帯必要。
・クランポンが今日初めて使うではイカン、事前に練習を。
・スキーブーツがアルペンブーツでは危なすぎ。
・毎日のワックスがけは大事。
・3000メートルでのトレーニング必要。
・装備はとにかく軽量に。
・道具(装備)は山スキー用のものを用意すること。これ当たり前。
断崖絶壁ベルトール小屋
4月20日(月) --- Day06
オートルート第三日目 ショーンビエール小屋 ⇒ ベルトール小屋
<待望のスキーだぜ!>
3707メートルを登りきったここからはお待ちかねのスキータイムだぜっ!!!
シールOFFしてMont Mine(モンミネ)氷河をパウダースキーだ。
3700メートルのパウダーはすげーよ。
<すげーよ、パウダー おれのカメラじゃ伝わんねー>
アンドレがノートラックに連れてってくれる。
まじで粉雪だから、3700メートルは。
さっきまでの疲れも忘れてヒーハー叫びながらロングをキメるっ!
<S.J.氏(仮名)&王様(仮名)の歓喜の滑走後>
11:55 楽しい時間(パウダースキー)はあっという間に終わり、3195メートルまで降りてくる。
ここから再度シールONして今晩の宿、ベルトール小屋まで登行する。
今日最後のシール登行だ、30-40分くらいかな。
ウォーキングかな、決して急登ではないジミーな登りが続く。
ベルトール小屋が見えてきた。
断崖絶壁の上に立っている小屋にはマジで驚かされる。
<カオルの頭上にあるのがベルトール小屋>
12:40 ベルトール小屋(3250メートル)に到着。
でも到着って言ってもこれからこの岩を登んなきゃいけない。
じっさいの小屋はまだまだ上だ。
<固定ザイルと急登ハシゴを使って登る>
固定ザイルとかハシゴとかあきらかに危ない。
特にカオルはつるんつるんのプラスチックブーツだから危ない。
今日一番の恐怖を感じ、手に汗握りベルトール小屋へ向かう。
13:00 ようやくベルトール小屋(3311メートル)に到着、ほっ。
昨日と同様にここにあるのは山と仲間だけ。
<まったりな小屋のなごやかムードが大好き>
6時間も登ったし、標高差でも1200メートルを歯を喰いしばって頑張ったけどそれももう楽しい思い出。
王様(仮名)と今日お互いを撮り合った写真をみせっこしたり、宿帳書いたり、アンドレと馬鹿な話でもりあがったり、のんびりリラックスタイムを楽しむ。
普段の激務がたたっているのかS.J.氏(仮名)とCANちゃん(仮名)はお昼寝。
屈辱と満足
4月20日(月) --- Day06
オートルート第三日目 ショーンビエール小屋 ⇒ ベルトール小屋
<初めてのクランポン>
8:00 とりあえず1時間登って最初の休憩(2865メートル)。
まだまだ雪面が固いのでクランポンを装着する。
クランポンは初体験。ドキドキ、わくわく。
なるほどね、固い雪面をしっかり噛んで離さないカンジ。
シールだけよりずっと安定感と安心感があっていいね。
だけどきくちゃん(仮名)が言っていた通りスキーに直接着けるタイプがいいみたいだね。
カオルのはビンディングに着けるタイプなんだけど、スキーに着けるのに比べるとやっぱり浮いちゃってる、喰い込みが違うね。
カタ斜面の登行なんかもあるから慎重に、慎重に進む。
8:30 セラックにやってきた。
そりゃあこんな雪山の塊、スキー脱がなきゃ進めないでしょ。
でもね、スキーもってこの上歩くってめちゃめちゃ滑るから怖いよ。
ここでもカオルの装備が悪いことがわかる。
先ずブーツ、フツーのアルペンブーツだから全面プラスチックでツルんツルん。
こんなんで氷の上なんて歩けませんから。
それにスキー長すぎ、太すぎ、重すぎ。
この長くて太いスキーに着いてるシールもたっぷり量があるから重い。
こんな足元で余分な重さ持ってちゃダメ!
<屈辱・・・ポールだけ持つカオル、、、>
結局危なっかしくフラフラしてたらアンドレがカオルのスキーを持つことに。
カオルはアンドレのストックを、、、 とりあえずこれで進む。
う~ん、屈辱。
いつもはカオルがお客さんのスキーを持ってあげるのに、ガイドにスキーもってもらっちゃったよ、恥ずかしい。。。
10:05 3回目の休憩(3475メートル)。
歩き始めて3時間、いよいよ3000メートルを超える。
一歩一歩がしんどくなってくる。
2000メートル付近で1時間、2時間、歩きっぱなしでもなんてことないけど、やっぱ3000メートルは違う。
今のこの登りが今日のハイライト。
Stockji(ストックヒー)氷河
をほぼ富士山(3776メートル)と同じ高さまで登る。
Tete Blanche(テートブランシュ)って山の頂上(3707メートル)まで行く。
あと残り標高差250メートルだ。
歯を食いしばって一歩一歩進んで行くぞ。
<遂に3707メートルに到達>
11:10 ついにTete Blanche(テートブランシュ)の頂上、標高3707メートルに到達。
いやーまじでしんどかった。
でもね、ここからの景色はホント最高!
<CANちゃん(仮名)&カオル>
ここまでこれて本当に良かった。
メンバーのみんなと握手。
最高!
事件勃発
4月20日(月) --- Day06
オートルート第三日目 ショーンビエール小屋 ⇒ ベルトール小屋
5:30 起床。
朝食は6:00の予定だったけど、5:50には始まった。
すげー久しぶりにオートミールを食べる。
洋食おかゆみたいなやつ、おれは嫌い。
それこそ4年前(2006年)のスペアーヘッドトラバースの朝食で食べた以来だ。
<本日の朝食 パンと濃厚チーズとオートミール>
6:30出発予定だったので、トイレに行って、最後の荷物整理をする。
山岳ガイドのアンドレはもちろん、王様(仮名)S.J.氏(仮名)も用意が済んでいる。
さすがみんな慣れたもんなだね、まだ6:20だよ。
なーんて思っているとアンドレから「クライアントより用意が遅いようではイカン」と駄目出しをされる。
6:27 予定よりちょびっと早くスタート。
今日は滑りから始まる。
本日の予定。
断崖絶壁のベルトール小屋へ
ショーンビエール小屋(2694メートル)⇒ Tete Blancheテートブランシュ(3707メートル) ⇒ ベルトール小屋(3250メートル)
朝早いから斜面はカリンカリンで大腿と足の裏にびりびりくる。
目も体も完全に覚めたよ。
6:45 2500メートル、シールONして上り始める。
昨日、シールの金具が取れてなくなっちゃったけど紐もらってきたからこれで結べば大丈夫。
うまく固定できてるしね、さあ今日も歩くぞ!!
7:00 ここでまた事件勃発。
いつの間にかストックのリングが無くなっている、、、、
・・・・マジかよ、これからどれだけ登ると思ってんだ。
雪が固い朝の時間帯はまだいいけど、雪が緩んだらリング無いストックじゃ使いモンにならないだろ。。。マジかよ、、、
<ストックのリングなくなっちゃったけど元気に頑張ろう!>